攻撃的な楽曲『チェスト』!!
7枚目のシングル!
『ORANGE RANGE』の楽曲『チェスト』!
2004年という彼らの全盛期にあたる時期にリリースされ、大ヒットしました。
ファンの間ではライブで盛り上がるかっこいい曲としてよく名前があがります。
ポップなだけじゃなく攻撃的な『ORANGE RANGE』が見られる曲です。
タイトルにもなっている『チェスト』とは一体どういう意味なんでしょうか?
実はあの名作漫画が由来に…?
その他、歌詞を徹底解説しました!
ライブ映像もありますので、お楽しみに♪
まずを『チェスト』を聴いてみましょう!
懐かしいライブ映像!
2005年、アルバム『musiQ』リリースツアーファイナルの映像です!
幕張メッセで行っているようですが、観客は満員。
それが一斉にジャンプしている様子は圧倒されますね。
この時期の彼らの勢いが伝わる映像です。
まだドラムのKATCHANが在籍していることもあり、彼の姿を懐かしいと感じる方も多いのでは。
彼らの1stシングル『キリキリマイ』がワンフレーズ入っているのも遊び心がありますね。
『キリキリマイ』も『チェスト』と同じくライブ映えする曲です。
最近は某TV番組の影響で再注目されているという話も…?
『チェスト』とはどういう意味?
あの名作漫画が由来!
元の曲名は「BUSTERS」であったが、メンバーが「空手バカ一代」にはまっていたので、作品中の掛け声の「チェスト」に変更になった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/チェスト_(曲)
「BUSTERS」でもかっこいいですが、確かに少しインパクトは薄めかも。
結果的に一見意味が分からないような『チェスト』の方にして正解だったんじゃないでしょうか。
『空手バカ一代』は『あしたのジョー』で有名な梶原一騎先生が原作を担当している漫画です。
主人公である大山倍達は、作中で気合を入れる時に「チェストー!」と叫んでいます。
空手漫画なのですが、破天荒すぎて笑ってしまうようなエピソードも満載!
著者が印象に残っているのは「山奥で修行に集中するために片眉を剃る」というものですね。
人に会うと恥ずかしいから山奥にこもるしかないというわけなんでしょうが…
何故、その発想に!?と困惑しました(笑)
70年代の漫画なので『ORANGE RANGE』のみなさんは世代ではないはずですが…
メンバー間ではブームになっていたようですね。
この漫画に限らず梶原一騎作品は、色んなミュージシャンの題材になっていることが多いです。
ちなみに、2003年には『新・空手バカ一代 格闘者』が永井大さん主演で映像化されています。
元は剣術「示現流」のかけ声
なんだか渋い劇画の画像ばっかりになってしまいました…(笑)
『チェスト』は元々、薩摩藩の剣術「示現流」のかけ声だったのです。
剣道などで竹刀を振り下ろすときに「ヤァー!」と気合の声を出しますよね。
「示現流」は「ヤァー!」ではなく「チェストー!」だったのです。
なぜ『空手バカ一代』の主人公は空手家なのに「チェストー!」と言っているかは謎ですが…
(主人公のモデルになった方は実際には「チェストー!」とは言っていなかったそうです。)
剣道の気合の声も人によって違っているので、たまたま気合が入りやすいかけ声だったんでしょう。
『ORANGE RANGE』にとってもそうだったんじゃないでしょうか。
彼らにとって気合を入れる場所というのは、もちろんライブ。
ライブでの気合を入れる意味もあったのかもしれませんね。