「日食なつこ」とは?
基本プロフィール
岩手県出身のシンガーソングライター。
その巧みなピアノ技巧からもわかるように、幼い頃からピアノをやっていたそうです。
中学校では吹奏楽部に所属、高校2年生からは地元のライブハウスで本格的にライブ活動を開始。
初めて出演したライブはなんと「高校1年生を集める」という名目のライブイベント。
当時日食なつこさんは高校2年生でしたから、年齢を偽って出演したんだとか。
他の出演者がすべてバンド形態の中、彼女だけがたった1人ソロでの参加。
学生時代から音楽への強い関心と、自らが音楽を発信していくんだという強い意志を感じますね。
変わった名前は本名?
「日食なつこ」という変わった名前で活動している彼女。
本名ではなく適当に付けた芸名だそうです。
適当に付けた、とは言うものの、高校生時代から天文用語など少し変わった難しい言葉が好きだったそうで、
「日食」という名前もそこから来ているようです。
今でも曲作りの際に、辞書を引いて面白いと思った単語からイメージを広げて作詞をすることもあるんだとか。
在庫が壊滅状態!?「水流のロック」ってどんな曲?
関ジャムで紹介されるやいなや話題に!
「水流のロック」で検索すると、良く話題に上がっているのが「関ジャム」。
関ジャニ∞が司会を務める音楽情報番組「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)です。
この番組で有名音楽プロデューサーである蔦谷 好位置さんが日食なつこさんを絶賛し、
中でも「水流のロック」が名曲だと紹介しました。
高い歌唱力と少し低めの歌声によって紡がれる独特の歌詞。
そしてその歌詞を印象的にリスナーの耳に届けるキャッチーなメロディー。
「水流のロック」を聴いた関ジャニ∞のメンバーが思わず「いろはすのCMに採用したい!」と口にするほど
日食なつこさんの才能と魅力を見せつける1曲です。
関ジャムで紹介された後のiTunesのランキングではトップ10入りを果たすほど話題となりました。
ピアノとドラムというミニマルな形態が珍しい
「水流のロック」のMVを見てみると、ピアノで弾き語る日食なつこさんの向いにドラムを叩く男性がいます。
日食なつこさんはピアノの弾き語りにドラムを加えた少し変わった形態で活動しています。
弾き語りとしてもドラムがいるのは珍しいですし、バンドとしてはピアノとドラムだけというミニマルな形態が珍しいですよね。
ドラムを叩くのは日食なつこさんと同じくクラシック音楽をルーツにもつkomakiさん。
wrong cityやtricot、志摩参兄弟といったバンドで活動していたドラマーです。
「水流のロック」に爽やかなだけでなく、ロックらしい疾走感を与えてくれているのも彼のドラムのおかげでしょう。
独特の言葉選びが魅力の歌詞に注目!
変わりたいけど変われない葛藤
流れもしないよ停滞のさなか
景色は似たり寄ったりだね
変わってみろよと挑発したところで
世界は今日も臆病だね
出典: http://lyric.evesta.jp/l79f7f7.html
Aメロの歌詞で、注目したいのは「世界は今日も臆病だね」という歌詞です。
この世界は言葉通り受け取れば似たり寄ったりな日常を見せる「世間」に対しての言葉にも聞こえますが、
自分自身という小さな「世界」と解釈することもできます。
変わってみろよと自分を奮い立たせてみるものの、臆病で変わることができない。
変わりたいけど変われない、そんな葛藤を歌っているようにも取れますね。