UNISON SQUARE GARDENの隠れた名曲!
「カウンターアイデンティティ」は、人気スリーピースバンドUNISON SQUARE GARDENの楽曲です。
「シュガーソングとビターステップ」や「harmonized finale」が有名なため、イマイチ知名度が十分ではないかもしれません。
しかし「カウンターアイデンティティ」は、UNISON SQUARE GARDENの隠れた名曲として、これから世間に浸透していくポテンシャルを秘めています。
ユニゾンのファンはもちろん、まだ彼らの魅力にそこまで気づけていない人も、ぜひ「カウンターアイデンティティ」はチェックしておきましょう!
実はカップリング曲
本楽曲は2010年発売のシングル「スカースデイル」に収録されています。
「スカースデイル」は、はじめてベースの田淵智也以外の作詞・作曲によって作られた楽曲で、UNISON SQUARE GARDENの挑戦的なシングルとなっています。
もちろん「スカースデイル」は素晴らしい楽曲です。
しかし同シングルのカップリングとなった「カウンターアイデンティティ」は、それに負けない魅力を秘めていました。
むしろカップリングに入れてしまうという懐の深さが、UNISON SQUARE GARDENの持つ実力を証明しているともいえるでしょう。
オリジナルアルバム「Populus Populus」にも収録
「カウンターアイデンティティ」はその後、2011年発売のオリジナルアルバム「Populus Populus」にも収録されます。
「スカースデイル」や「オリオンをなぞる」といったシングル曲を含むこのアルバムは、UNISON SQUARE GARDENが成り上がるきっかけの1つにもなりました。
13曲というフルアルバムの中でも、「カウンターアイデンティティ」は確かな存在感を示し、他の楽曲を押しのけるほどの魅力を発揮しています。
10曲目というアルバムの後半で「カウンターアイデンティティ」が流れると、そのパンチの強さに目が覚めるような思いをするでしょう。
振り子のように静と動を行き来するメロディは、1度聴くだけでも深く印象に残ります。
UNISON SQUARE GARDENの中でも、特に「カウンターアイデンティティ」が好きという人が多いのも、納得のいくクオリティですね。
アニメソウルイーター リピートショーのOP曲
「カウンターアイデンティティ」は、テレビアニメ「ソウルイーター リピートショー」OPテーマとして使用されました。
そのためUNISON SQUARE GARDENは知らないけど、この曲だけは聴いたことがあるという人がいるかもしれません。
コミカルかつダークな魅力を持つソウルイーターと、ポップでありながら攻撃的なロック魂を内包した「カウンターアイデンティティ」は、見事にマッチすることになりました。
OP冒頭のジェットコースター映像と、楽曲の叫び声が合わさるところは、思わず鳥肌が立ってしまいますね。
コンセプトがぴったりとはまっている
「カウンターアイデンティティ」は、音源化される以前には「神に背く」というタイトルだったといわれています。
途中に1度「少し黙ってろ」になり、最終的に「カウンターアイデンティティ」に落ち着きました。
過去のタイトルからは、この歌が持つ挑戦的なコンセプトがうかがえます。
それはソウルイーターのストーリーや世界観と、非常に近しいものとなっているのです。
そのため根本的な部分から、「カウンターアイデンティティ」とソウルイーターは相性のいい存在であるのでしょう。
生きることに執着する歌詞
「カウンターアイデンティティ」の歌詞からは、生への執着や悩みといった、少し重めのテーマが感じられます。
それゆえに思春期の心に刺さりやすく、人によっては考えるための指標のような曲となるのでしょう。
冒頭からずっと続く告白のような歌詞を1つ1つチェックしてみると、生きることの価値観が変わってくるかもしれませんよ。
冷めていじけた感覚
僕らは声が枯れるまで
存在、続ける
目を覚ませば三十本の光の束の言い訳たちを
ただ弄ぶ時間が許す限り
そして全てがその言い訳でまかなえるくらいの世界だから
生まれてくる意味とかもそんなに大したもんじゃない
出典: https://twitter.com/notneet_rock/status/754308663834058752