手に入れたらまた次が欲しくなって
それを手にしたらまたその次が欲しくなる
私の真ん中いつも空っぽで辛いの
欲深いと生きてちゃいけないの?
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
物足りなさから何かを得てみるけど、欲しい物とは違くて満たされずまた求めるのでしょう。
何で満足できるのか自分でも分からないためループにはまっているようにみえます。
何を手に入れても「空っぽ」でどこか空しさだけが残る日々はとても苦しいでしょう。
多くのものを手に入れても満たされない自分はただの「欲張り」なのではないかと戸惑いがあるのかもしれません。
求めるているものがそれじゃない
足りない 足りない
この幸せじゃ満たせない
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
求めているものと違うものではいくら手に入っても満足できません。
それがどんな高価なものでも、周りから羨ましがられるようなものだとしてもです。
周りが「幸せ者だね」と言っても自分が「幸せ」だと思わなければ満たされることはないでしょう。
私だけじゃないよね
みんな嘘をついてるんでしょう?
(空っぽなのは私だけじゃないはず)
みんな無理して笑ってるんでしょう?
(みんなだってきっとそうでしょう?)
そうじゃなきゃ私は…
頭おかしいって言いたいわけ?
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
聴き心地の良いアップテンポのサビに入ります。
嫌な事があっても平気なフリをするのかもしれません。
楽しくないときや合わないなと思う人の前でも笑顔でいるのはとても疲れます。
それでも大人になると無理をして笑ってやり過ごさなければならないときもあります。
無理が重なると「なんで私だけ我慢しなくちゃいけないの」と思ってしまうでしょう。
周りが笑顔なのを見るとみんなはなんで平気で笑っていられるんだろうと疑問に思ったりするものです。
我慢が出来ない自分はおかしいのかと不安にもなります。
みんなを疑うのは「私と同じだよね?」「私だけじゃないよね?」という確認のように読み取れます。
戸惑う日々
なぜみんなは笑えているのか
みんながみんなこんな風に
身体中を後悔で埋め尽くしているんだろうか
ちっとも笑えないんだよ 君の冗談も
つまんなくて泣きそう耐えられなさそう
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
後悔は誰にでもあるものです。
あのときこうしてたら、こうしてればの「たられば」ばかり口を吐いてしまうときもあります。
後悔することばかりが続くと何もかも空しくなってしまうでしょう。
君の冗談は優しさなのかもしれませんが、それすらも響かなくなってしまっています。
優しさだと分かっていても受け止められない自分に嫌気がさしているのです。
自分でもなぜこんなに笑えないのか戸惑っているように読み取れます。
もう期待もしていない
分かって欲しいだなんて
とっくに思っちゃいないよ
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
空しさから出た強がりの様にも読み取れます。
自分が嫌になってしまうようなことばかりあると悲観的になってしまうでしょう。
どうしたらいいのか自分でさえ分からないのに他人に分かるはずないのです。
もう構わないでくれていいと周りを突き放したくなる気持ちになっています。
諦めたくなる
本当に欲しいモノなど
私にも分からないんだ
だからきっと満たされることはない
出典: 人間/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子