SCANDAL
2015年には、自身最大規模となるワールドツアーを行うなど、着実にバンドとして成長を重ねているSCANDAL。
それからも精力的にツアーを行い、2017年には47都道府県全てを巡るツアーや、対バンツアーなども行い、その勢いは増すばかり。
毎年恒例となっているクリスマスライヴでは、今回ご紹介する「プラットホームシンドローム」がリリースに先駆けて披露されたことでも話題になりました。
早く音源としてリリースされることを、待ち望んでいた方も多かったのではないでしょうか。
最新アルバム『HONEY』からのリードトラック「プラットホームシンドローム」
3月からはアルバムの名を冠したツアーを開催
「プラットホームシンドローム」は、SCANDALの8枚目となるニューアルバム『HONEY』に収録されています。
もう一度、今のSCANDALが思う”ロック”を表現したい、という気持ちを形にしたこのアルバムの曲は、すべてメンバーが作詞作曲を手掛けています。
リードトラックとして、疾走感が前面に出た現在のSCANDALを象徴する曲「プラットホームシンドローム」。
その他にも、もうすでにライヴでは定番となった感のある2016年にリリースされたシングル「テイクミーアウト」、SCANDAL初となる配信限定シングル「恋するユニバース」などを収録。
ロック感はもちろん、ガールズバンドならではの恋の甘さや切なさなどを十分に堪能できる作品となっています。
また、このアルバムに伴うツアー、”SCANDAL TOUR 2018 "HONEY"の開催も発表されており、2018年3月から5月にかけて、全23公演のホールツアーが予定されています。
アートワークはAMIAYAがプロデュース
アーティスト写真や限定Tシャツも!
『HONEY』のアートワークは、個性派双子モデル、そしてアーティストとしても活動し、絶大な人気を誇るAMIAYAがプロデュース。
CDジャケットはもちろんのこと、アーティスト写真や完全生産限定盤に特典として付属する限定Tシャツのデザインなども、AMIAYAが手掛けています。
赤をイメージカラーに、ロックで可愛い、そしてクールなカッコよさ、セクシーさも感じさせるSCANDALの魅力を引き立てるものをと、試行錯誤して創り上げたヴィジュアルだということ。
海外のファッション誌の切り抜きを感じさせるようなロゴの使い方や、コラージュ風にしたりなど、そのこだわりが光る斬新な仕上がりとなっています。
クールなMVはこちら!
「プラットホームシンドローム」のMVは、MAMIがマーシャルJCM2000のスイッチを入れるところから始まります。
さすがは2017年11月に日本人の女性アーティストとしては初となる、ギターメーカーのFender社とエンドース契約を結んだだけあり、そのサウンドメイクは本格的ロックですね。
ひたすら4人が演奏する姿をシンプルにとらえたこのMVは臨場感にあふれ、まるで彼女たちの演奏を間近で見ているような錯覚さえ覚えてしまいます。
クールにロックするSCANDALに釘付けになってしまう、そんなMVです。
「プラットホームシンドローム」の歌詞
ここからは、「プラットホームシンドローム」の歌詞をご紹介しましょう。
いつも許してくれていたから……
一本前の電車に忘れた傘は
もうどこに行ったのかさえ
分からないや
あ~あ
一体全体なんだったんだ昨日の夜は
さよならの理由だけが
思い出せない
情けないなぁ
何十回も傷付けて
それよりひとつ多く
許してくれたね
バカなのは私の方だった
なにしてんだろう
好き嫌い好き嫌い愛してる今でも
あなたの優しさが残ってる胸が苦しいよ
好き嫌い好き嫌い愛してる明日も
「会いたい」はもう言えない
出典: プラットホームシンドローム/作詞:RINA 作曲:MAMI
大好きだった恋人に別れを告げられた昨日の夜。
今朝もいつも通りに出かけたけれど、完全に上の空で、傘も電車に置き忘れてしまいました。
昨夜の別れ話の、さよならの理由が思い出せないといいますが、ショックのあまり昨夜からの記憶は飛んでしまっているのでしょう。
人間は、あまりにも悲しいこと、辛いことがあると自己防衛本能が働いて、その記憶を脳から抹消することがあるといいます。
まさに、そういう状態になったのかもしれません。
いつも許してくれていたから、それに甘えていたら、去っていってしまったあなた。
今回も許してくれる、と思っていたらそうではなかったのです。
去っていってしまってから、気付いてももう遅い自分の愚かさ。
彼が許してくれているうちに、気が付くことができなかったのか、それとも気が付いていたけれども大丈夫だと思っていたのでしょうか。
心のどこかで、彼は永遠に許してくれると思っていたのでしょう。ところがそうではなかった。
自分の甘えが、この別れを招いてしまったのです。それを十分に自覚しているから、「会いたい」とは言えない。もう二度と。