独自の言葉回しを培ってきた一青窈

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一青窈は2002年にデビューした歌手です。

楽曲歌詞はすべて自身で担当しており、彼女の世界観を巧みに表現しています。

そんな一青窈のデビューナンバーは『もらい泣き』

2002年10月のリリースでしたが、一青窈が織りなす斬新な歌詞と幻想的なサウンドは多くの人を惹きつけました。

『もらい泣き』のヒットもあり、その後は一気にトップアーティストへと躍り出た一青窈。

現在まで20枚のシングルと7枚のアルバムをリリースしており、年を追うごとに彼女の洗練された歌詞が光っているのを感じます。

一青窈ワールドを表現する歌詞の魅力


一青窈の魅力を語る上で外せないのが、歌詞の世界観です

デビューシングル『もらい泣き』も含め、近代文学や詩を思い起こすような言葉回しが目立ちます。

それというのも彼女は小学校時代から詩を書き始めており、宮崎賢治の作品に強く触発されたのがきっかけなんだとか。

その後入学した慶應義塾大学にてストリートライブなどを行うようになり、

ゴスペラーズメンバーである北山陽一に歌詞を評価されたことから、自作の詩を楽曲に用いるようになります。

一青窈の歌い方も個性的

一青窈の魅力の一つとして挙げられるのが、歌い方です。

自作の歌詞同様に独特で、裸足で歌うスタイルが基本。

そして歌に合わせて、彼女なりのジェスチャーのようなものを用いつつ歌います

一青窈の歌詞は難解なことが多く、その分彼女自身のジェスチャーが大きな意味を示しているのもポイントです。

デビューシングル『もらい泣き』

もらい泣き
Posted with Amakuri at 2017.10.26
一青窈, 武部聡志, 富田素弘
日本コロムビア

一青窈の大きな起点となる楽曲として代表的なのが、デビューシングルの『もらい泣き』です。

2002年10月にリリースしており、彼女のアーティストとしての未来を大きく左右した一曲でもあります。

シングル『もらい泣き』では、カップリングとして『翡翠』、『アリガ十々』も収録

『もらい泣き』に関してはデビュー曲でのヒットということもあり、その後のアルバムベストアルバムにほぼ必ず収録される定番ナンバーとして代表的です。

幻想的なサウンドで垣間見れる一青窈の世界観

『もらい泣き』の特徴の一つにある、幻想的なサウンド

イントロでの歌い出しから民族的なリズムや音で仕上げており、一青窈の詩の世界観を広げています。

そこに夏の夜のようなサウンドを組み込み、一層幻想的な表現で楽曲の魅力を押し上げています。

一青窈の秀逸な作詞センス

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『もらい泣き』の特徴の一つである、一青窈の表現力。

それが如実に歌詞で表現されていますが、さらりと読んでもなかなか理解しにくいのがポイント。

例えば歌詞の中には「ええいああ」といった、掛け声のような叫び声のような言葉

ファンの間でも、この言葉がどういった意味なのかは諸説あります。

更に近代文学のような言葉回しがプラスされ、より個性的な世界観を醸し出しています。

『もらい泣き』はアニメの主題歌だった!?

「もらい泣き」一青窈って何かのアニメ主題歌だっけ!?有名歌手もカバーする歌詞の意味が知りたい!の画像

あまりにも知名度の高い『もらい泣き』ですが、一部ではアニメドラマ主題歌にもなったのではという噂もあります。

しかし実際のところは多くのアーティストがカバーしているのみ。

なぜこういった噂が出るのかというと、一部の有志が制作するMAD映像で『もらい泣き』を使用しているからでもあります。

『もらい泣き』を素材としたMAD映像はたくさんありますが、優秀なものも多くその分勘違いをしている方も多いのでは推測します。