メンバーの魅力がぎゅっと詰まったMV! そこに秘められたメッセージとは?

乃木坂46の12枚目のシングル「太陽ノック」のセブン-イレブン限定版に収録された「羽根の記憶」。今回はそのMVに込められたメッセージと、歌詞の意味を徹底的に紐解いていきます!

2011年に結成した乃木坂46は、今までに出したアルバム3作が全てオリコン1位獲得という驚異的な人気を誇ります。いまや公式ライバルのAKBと肩を並べるほどのアイドルグループです。

そして、「羽根の記憶」のMVを観ると、曲に込められた深いメッセージを感じられるはずです! まさに、乃木坂46らしさが感じられる一曲と言えるでしょう。

今までの乃木坂46とは一味違う? MVを徹底解説!

乃木坂46史上最長距離で撮影されたMV!

「羽根の記憶」は曲だけでなく、ぜひMVもチェックしてみてください。なんと、今まで撮影された乃木坂46のMVの中でもっとも移動距離の長かったMVなのです。

MVの中で、それぞれ別の場所にいるメンバーは、ゲームセンターやスタジオ、コインランドリーなど、さまざまな場所で撮影したそうです。

なかには、江ノ島や鎌倉で撮影されたシーンもあるというので、相当な力作なのがうかがえますね。

MVに登場する指揮者はだれ?

「羽根の記憶」のMVで印象的なのは、MVに終始登場するオーケストラの指揮者でしょう。この人の正体は中島章博氏。オーストリアで音楽を学び、今も第一線で活躍するプロの指揮者なのです!

MVで終始振られつづけるタクトは、まるでメンバーそれぞれが思い描く10年後の未来に向けて、時間が刻々と進んでいる様子を表しているようです。

心なしか、1番のAメロの部分ではメンバーの顔がどこか不安げです。ただただ過ぎていく時間の中、夢に向かってどうしたら良いかわからずに悶々としているように感じられます。

メンバーの印象的なダンスに注目!

MVの途中からはメンバーの個性的なダンスが見られます。何かに突き動かされるように踊り出すメンバーには可愛さだけでなく、前に進む力強さを感じます。

10年後にアイドルとして活躍していたい、という夢に向かって、不安ながらも動き出している彼女たちの心境が伝わってきますね。

メンバー全員が倒れていく?! 衝撃の展開

MVの途中、メンバー全員がスローモーションで倒れていきます。今まで勢いよく振られていたタクトもゆっくりと落ちていきます。 

その後、またゆっくりと起き上がってくる彼女たち。最初とは打って変わり、決意に満ちた表情のメンバーが順番に登場し、MVはラストスパートに。

「羽根の記憶」の歌詞に迫る!

ただ明るいだけではなく、自分の今のあり方、今後について考えさせられるのが乃木坂46歌詞の魅力です。「羽根の記憶」にも若者に向けた深いメッセージが込められています。 

それでは、じっくりと味わっていきましょう。

想像してみた 10年後の自分
どこにいるのだろう?
何しているのだろう?
その頃 ちゃんと しあわせなのかな?

出典: 羽根の記憶/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦

友達と一緒に過ごしていると本当に時間があっという間ですよね。そしてそれがいつまでも続くものだと、いつのまにか錯覚してしまうことがあります。

ただ、ふとした時に「これがずっと続くわけじゃないよね…。」と我に返った経験が、皆さんにもありませんか。

10年後どころか、5年後ですら、自分はどこにいるか、何をしているか分かりません。それは楽しみな反面、とても不安でもありますよね。

考えてみた 僕たちの未来
夢は叶っているか?
あきらめてはいないか?

出典: 羽根の記憶/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦

自分のこの先について、ぼんやりと「想像してみた」だけではなく、真剣になって「考えてみた」そんなメンバーの心の変化が感じられます。

未来の自分は、今の自分が描いた夢をしっかりと叶えられているか、もし大変な時期を過ごしていても、ちゃんと走り続けているか。

少しずつ、自分の未来に目を凝らし始めるもう一人の自分が現れてきたようです。