ここでの「大切な誰か」はこれからも一緒にやっていくメンバーや、スタッフのことでしょうか。
事務所の力を失ったのは大きな痛手だけど、それぞれ一人一人が弱い部分をカバーしあって頑張っていこうよという非常にポジティブな感情が感じ取れます。

新生ミスチルのはじまり、「足音」の歌詞の意味を徹底解説!の画像

Cメロ・・・失敗も受けとめて戦う決意

もう怖がんないで 怯(ひる)まないで 失敗なんかしたっていい
拒まないで 歪めないで 巻き起こってる
すべてのことを 真っ直ぐに受け止めたい

出典: 足音 ~Be Strong/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai

このCメロの歌詞では失敗したって良いから自分の思うようにやってみようという感情が垣間見れます。

現に、ミスチルは脱退後、映画館でのライブビューイングや、ツアー後のアルバム発売、USBでのアルバム発売等新しいことをどんどん行っています。

これらの大胆な行動には、この歌詞のように失敗を恐れる気持ちを断ち切ったという背景があったのではないでしょうか。

夢見てた未来はそれほど離れちゃいない
また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!

例えば雨雲が 目の前を覆ったって
また日差しを探して歩き出そう

出典: 足音 ~Be Strong/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai

足音は事務所(小林武史)さんと別れた後の決意表明の気持ちが表現された歌だったのですね。

きっと、事務所から独立したあとはかなりの苦悩と葛藤があったのでしょう。 しかしそんな弱気になっている自分も受け止めて、失敗したっていいから、前を向いてやっていきたいという気持ちが伝わってきました。

なぜミスチルが烏龍舎から独立したのかは定かではありませんが、噂では小林武史さんとの方向性の違いという話もでています。 しかし結果として、独立後のミスチル数々の施策で大成功を収めることになりました。

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足音はstarting overがボツになって生まれた

もともと、桜井さんは信長協奏曲のための曲として、現、starting overを作っていました。(その時は違う題名だったのかもしれませんが)

結局starting overは主題歌としてボツになり、代わりに出来たのが足音だったみたいです。 そういう意味ではこの2曲は双子だと言えます。

よく見てみるとこ足音とstarting overは両方曲の長さが5:00となっています。偶然にしては出来すぎな気がするので、これも意図して合わせられたものなのかもしれませんね!

足音が出来たときの話

NHKの「songs」という場面で桜井さんが足音を作っているときの様子が放送されていました。

まだこのときは歌詞はなくギターと桜井さんのハミングだけでした。 歌っていると、ドラムの鈴木英哉が「いいじゃん、めっちゃ好き」と桜井さんに声をかけます。

桜井さんはすごく嬉しそうな顔で「ほんと!?」と言っていました。

やりとりだけ見ると高校生のバンドのようですが、こうやって純粋に音楽と向き合っているからこそ、ミスチルは長年愛されているのだなと感じました。

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