有名ロボアニメのOPテーマ曲!
実はどの層にも愛される曲!
「ライオン」は、2008年に放送された有名アニメマクロスFの第2OPテーマとして起用されました。
物語が盛り上がっていくアニメ後半パートからの導入だったため、印象に残っているリスナーも多いことでしょう。
しかし本作「ライオン」の魅力は、なにもマクロスFに頼らなくても十分に理解することができます。
アニメソングとして最高峰の完成度を誇る楽曲「ライオン」は、一般層にも受け入れられるだけのクオリティを持っているのです。
そんな誰にでもおすすめできる魅力を備えた本作の特徴を、1つ1つ確認していきましょう!
アニメからそのまま抜け出してきたような存在感!
アニメの雰囲気がそのまま「ライオン」につながっている!
アニメマクロスFは、恋愛要素を盛り込んだ平成のロボットアニメです。
キャラクターの心理描写や戦闘アニメーションが評価され、今でも多くのファンの心を捉えたまま離しません。
そんなマクロスFの後期OPを飾ったのが、May'nと中島愛が歌う「ライオン」です。
キラキラと光るようなメロディと疾走感のあるリズムは、マクロスFをそのまま表現するような形となっています。
アニメが培ってきたイメージや存在感を、そのまま音に落としこんだ楽曲であるといえるでしょう。
May'nと中島愛の圧倒的な歌唱力も合わさって、マクロスFファンはもちろん多くの人たちの興味を引く結果となりました。
その結果は数字にも現れていて、オリコンデイリーチャートでは第2位を獲得しています。
アニメを視聴していなくてもその魅力は伝わる!
「ライオン」のすごいところは、マクロスFの内容をまったく知らない人にも、その魅力が十分に伝わるところです。
もちろんアニメの筋道やキャラクターの設定を理解している方が、より歌の世界に入り込むことはできます。
しかしマクロスFを知らない。もしくは興味がないという人であっても、「ライオン」の特徴である疾走感や歌唱力を味わえるのです。
それはこの曲を歌っているアニメのキャラクターたちが、歌姫であるということに関係しているでしょう。
マクロスFはシェリル・ノームとランカ・リーのダブルヒロインによって物語が展開されています。
2人は銀河の歌姫という立ち位置で主人公と関わり、「ライオン」の他にも作中でさまざまな楽曲を披露していくのです。
「ライオン」はそんな2人のヒロインが歌う曲なので、当然作詞作曲にも力が入ります。
その結果誰にでも聴きやすい、完成度の高い音楽が自然と生まれることになったのでしょう。
アニメの視聴経験を気にしないで、多くの人に聴いてもらいたい曲となっています。
あの新聞の紙面に広告が載った!?
積極的なプロモーションも成功の秘訣!
「ライオン」は楽曲の発売に合わせて、さまざまな宣伝が行われました。
その1つが朝日新聞の紙面への広告掲載です。
ファン以外の人にも幅広く知ってもらうための宣伝方法としては、新聞はかなり有効な手段です。
マクロスFのキャラクターデザインは目を引くだけの魅力があるため、1度新聞で目にした人は意識しなくても覚えてしまうことでしょう。
そういった状態でさらにテレビなどでマクロスFを見ることがあれば、購入意欲につなげることができるかもしれません。
また新聞以外にも、CDのジャケット絵を描いた宣伝カーで街を走るというイベントも行われました。
あらゆるところで「ライオン」の存在を目にすることができたからこそ、大きなヒットを記録することができたのでしょう。
カラオケソングの定番になる
「ライオン」はその宣伝効果によって、カラオケで歌うアニメソングの定番となりました。
当時のカラオケランキングでは常に上位に名を連ね、アニメソングブームの火付け役になったともいわれているのです。
楽曲の魅力はもちろんのこと、デュエット曲であることもカラオケ人気のきっかけになったと分析できます。
2人で歌えるので、必然的にカラオケの場が盛り上がります。
そのためカラオケに行ったら、とりあえず「ライオン」を歌うという流れができやすかったのかもしれません。
感情的な歌詞にも注目!
力強くて圧倒されるような歌詞
「ライオン」の歌詞は、ロボットアニメのイメージを崩さないように細心の注意を払いながら、人間の感情に訴えかけるような激しさを表現しています。
意味よりも言葉の響きを優先するような構成になっているため、1つ1つの単語が大切に使われている印象を持つことができるでしょう。
単語を重視したおかげで、ライオンの歌詞は奇抜ながらもしっかりとした存在感をリスナーに伝えてくれるのです。
「ライオン」の魅力がつまった1番からサビまでの歌詞をご紹介しますので、ぜひここにしかない単語の共演を確かめてみてください。