ミニアルバム「23」に収録されている曲「ありがとう」
2014年7月にリリースされたミニアルバム
「ありがとう」が収録されているのは、2014年7月にリリースしたミニアルバム「23」です。
MACOは同じ年の4月に「22」をリリースしており、「23」は続編的なポジションのミニアルバムになっています。
収録されている曲は「ありがとう」を含め8曲、オリコンでは最高10位を獲得しました。
ライブ会場や公式通販限定だった「22」に対し、「23」はメジャー初のミニアルバムです。
MACOにとっても思い入れの深いミニアルバムに収録された「ありがとう」。
「ありがとう」というタイトルの曲はたくさんありますが、MACOの作る「ありがとう」には深い意味と思いが込められているのです。
聴く人の涙腺を刺激する「ありがとう」とは、一体どのような曲なのでしょうか。
「ありがとう」に込められた思い
亡くなった友人へ向けたMACOの溢れ出る気持ち
「ありがとう」はMACOの大事な友人が亡くなったときに、溢れ出る思いを綴って作られた曲です。
本当はこういった曲を作るつもりはなかったというMACO。しかし、気付けば友人への思いが溢れ出てしまい、歌詞を書いていたそう。
誰かへのメッセージソングはよくありますが、亡くなった相手への気持ちを書くというのは覚悟のいることです。
誰かに届けたいというよりも、天国の友人へのメッセージになっているのではないでしょうか。
MACOの「ありがとう」を聴くと、日頃恥ずかしくて伝えられていない感謝の気持ちを、ちゃんと伝えなければいけないという気持ちになってきます。
いつもある当たり前がいつなくなるかわからない、当たり前のようで忘れがちな気持ちを「ありがとう」は思い出させてくれるのです。
「ありがとう」のPVはある?
ドラマ仕立てになっているPV
「ありがとう」のPVは、9分にも及ぶドラマ仕立てになっています。
喫茶店で働く女性が主人公で、昔好きだった相手が病気になり入院してしまい、最後には亡くなってしまうという内容です。
序盤で女性は、男性に好きな人がいるからと誘いを断っています。
女性の中では今でも男性が生き続けているのです。だからこそ、その男性以外には気持ちが動かない。
男性が女性にあてた動画は、今でも女性を支えるものとなっています。辛かった動画も、いつかは笑顔で見られる日がくることを表しています。
平穏な日常の中で元気でいられることの素晴らしさを、つい忘れがちになってしまうことはよくあります。
しかし、ずっと元気でいられることは当たり前ではないのです。
「ありがとう」のPVでは、過去の思い出を辿りながら、相手との楽しかった時間を映し出しています。
MACOの友人も病気で亡くなったとブログで明かしているので、そういった部分は寄せているのでしょうか。
「ありがとう」の歌詞をチェック!
普段は言えない感謝の気持ち
君の声きいてたら涙こぼれた
心にあいた穴が塞がることもなかった
この広い世界のどこかで
あの日と変わらず笑っていてくれてるのかな
照れくさくて言えなかったけど
心から思うありがと、ごめんね
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10131662055
もう会うことのできない相手、声を聴いているというのは動画なのでしょうか。
一度あいてしまった心の穴は、その相手でしか埋めることはできません。
しかし、本当に伝えたかった気持ちを伝える相手には、二度と会うことはできないのです。
日頃ずっと思っていても、感謝の気持ちを伝えるのは勇気がいることですよね。
近くにいればいるほど、照れてしまって言えない、という人も多いでしょう。
歌詞にある【ごめんね】は、自分の気持ちを伝えきれなかったという後悔なのでしょうか。
それとも何もしてあげられなくてごめんね、という意味なのでしょうか。
本当にこの世に神様がいるなら
一瞬でいいからもう一度抱きしめたい
この広い世界のどこかで
あの日と変わらず辛口きいてるのかな
照れくさくて言えなかったけど
心から思うありがと、愛してるよ
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10131662055
本当に大切な人だったのでしょう。
叶うならもう一度、もう一度だけ抱きしめて気持ちを伝えたい。
MACOの書く歌詞にしては、かなりストレートに感じますが、それだけ溢れ出る思いをそのまま歌詞にしているということなのでしょう。
素直な気持ちは真っ直ぐに聴いているこちらに届きます。
どれだけMACOがその人のことを大切にしていたかが、ひしひしと伝わってくるので、余計に泣けてしまいます。