独自和訳【2】

大きな間違いはいくつかある

顔に砂を投げられたことも

それでも切り抜けた

(ただ何度も続けるしかない)

ひどい状況も切り抜けた

間違いや失敗は誰しもあるもの。程度の差こそあれ、ひどい状況に出くわす場合もあるでしょう。

しかし、顔に砂を投げられるのはかなりひどいほうかもしれませんね。それでも切り抜けた、と。

おまけに繰り返し立ち向かうしかない!というコーラスもあります。

確かに、どんなにひどい状況でもいつかは変化するものです。その前に挫折しないことが大切!

挑戦を続け、悪循環を打破できれば、切り抜けたことになります。

クイーンの成功は苦労の連続の果てにあるのでしょう。積み重ねこそが伝説!というわけですね。

あなたもチャンピオン

クイーン【伝説のチャンピオン】歌詞を和訳して独自考察♪あなたも伝説のチャンピオン!最後まで戦おう!の画像

歌詞【3】

We are the champions, my friends,
And we'll keep on fighting 'til the end
We are the champions
We are the champions
No time for losers
'Cause we are the champions of the world

出典: We Are The Champions/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury

独自和訳【3】

友よ、俺たちはチャンピオンだ

最後まで戦おう

俺たちはチャンピオンだ

俺たちはチャンピオンだ

負けちゃいられない

俺たちは世界チャンピオンなんだから

俺たちとは?

「伝説のチャンピオン」は、エルビス・プレスリーにとっての「マイ・ウェイ」のような曲。

これがクイーンの歩んだ道!というわけですが、どんなに苦労しても結果は成功です。

しかもチャンピオン(優勝者)と自称されると、天狗になっていると思われかねません。

ところが「友よ」という呼びかけがあるわけですね。つまり「俺たち」にリスナーも含まれます

俺たちクイーンこそがチャンピオン!という意味ではなく、みんな世界チャンピオンなわけです。

もちろん、それぞれの方法で困難に立ち向かい続ければ……という前提はあります。

感謝を伝えたかった?

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歌詞【4】

I've taken my bows
And my curtain calls
You brought me fame and fortune,
and everything that goes with it
I thank you all

出典: We Are The Champions/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury

独自和訳【4】

俺がお辞儀をすると

カーテンコールだ

富と名声がもたらされた

すべて上手くいった

みんなありがとう

自分らしさを貫く伝説

原題の「We Are The Champions」を含むサビで、みんなが世界チャンピオンと確認できました。

それでもクイーンが天狗になっている説があったのは、成功談を語る歌詞があるからかも……。

しかし、後に続く「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えたかった、とも考えられます。

ファンの応援があったからこその成功であり、ファンを含む俺たちはチャンピオンだと……。

微妙なニュアンスなので誤解されがち……という困難も、クイーンは切り抜けたわけです。

むしろ「俺たちはチャンピオンだ」と言いたくなるほどの苦労のほうが際立ちます。

おまけに、本当に天狗になっている人は、まわりに感謝する気持ちを見失っているものです。

そこまできちんと伝わっているからこそ、「伝説のチャンピオン」は長年愛されているのでしょう。

誤解を恐れず、クイーンらしさを貫くことで、伝説の名曲が誕生したと考えられます。