映画「きみにしか聞こえない」主題歌

【きみにしか聞こえない/DREAMS COME TRUE】映画きみにしか聞こえない主題歌の歌詞は?の画像

2007年6月13日発売だった「きみにしか聞こえない」は映画「きみにしか聞こえない」の主題歌としてリリース。

ドラマ映画主題歌として楽曲を発注されると吉田美和には常に意識していることがあるそうです。

それは絵と音がぴったり寄り添っていること。吉田の作詞する楽曲主題歌と決まっている場合は、タイトルもたいてい表題を起用。

「きみにしか聞こえない」も作詞ができる前からタイトルは決定していた模様です。

作曲と作詞に関して、吉田美和と中村正人コンビは、お互いのアイデアでコンペティションになってしまうそうで、この作品も中村の作曲先行で始まり、コンペの始まり始まり!

初回レコーディングが終了した時点では、中村が完璧なリードを見せ、これ以上の仕上がりはないという楽曲だったそう。

ところがその夜、吉田のもとに急に音楽の神様が降りてきて、枕元に積んである本の帯に殴り書きのように頭に浮かんだ歌詞を書き取ります。

そして中村の所に持っていき、一気に曲が仕上がる。というような工程で楽曲が製作されるのだそうです。

映画「きみにしか聞こえない」はどんな物語?

涙が止まらない感動作品

キャスト
相原リョウ:成海璃子
野崎シンヤ:小出恵介
原田リョウ:片瀬那奈
リサイクルショップ従業員吉田:石川伸一郎
保健の先生:羽田実加
山口先生:高田延彦
相原ミキ:坂田梨香子
相原哲司:中野英雄
相原伸子:古手川祐子
戸田:岩城滉一 (特別出演)
野崎さち:八千草薫

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/きみにしか聞こえない_CALLING_YOU

映画「きみにしか聞こえない」は、角川スニーカー文庫のライトノベルが原作です。

女子高生リョウは、クラスで自分だけが携帯電話を持っていないことに劣等感を抱いている女の子。

ある日公園で見つけたおもちゃの携帯電話を手にすると、突然そこに電話が掛かってくる。

というような不思議な切り口で、物語が始まります。

コンプレックスを持つ二人が主人公で、不思議な携帯を通して繋がっていくという物語。原作では頭の中で携帯電話が鳴る想像の世界を、映画では上手く演出した感動作品。

原作を読んでいても、読んでいなくても最後は泣いてしまうという胸にジーンとくる映画です。

映画の試写会では豪華なドリカムの生ライブも!

映画「きみにしか聞こえない」の公開のプレミア試写会では、なんと豪華にもドリカムの生ライブが行われました。

映画の試写会だけに期待していた観客は、生ドリカムの登場に大興奮だったようです。

舞台あいさつで、生演奏を聴いた主演の成海と小出は、涙が出そうになりましたと感想を述べていました。

撮影中も成海はドリカムの主題歌を聞き、曲のイメージを浮かべながら演技をしたそうです。

「きみにしか聞こえない」の歌詞紹介

きみにしか聞こえない この声は今でも
呼び続けてるよ 届くように繋がるように
きみの名前を何度も
im callin' you, callin' your name

出典: きみにしか聞こえない/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人

映画「きみにしか聞こえない」の主人公シンヤ(小出恵介)は、聴覚障害を持ち聞くことも喋ることもできない人物設定です。

きみにしか聞こえない声は、まさに心の声。

女子高生リョウが拾ったおもちゃの電話にかかってくる声は、声の無い相手シンヤのもの。

授業中に鳴るおもちゃの携帯は、どうやらリョウにしか聞こえていないようで...。こうして始まる映画のシーンにピッタリとはまった歌詞は、さすが吉田美和ですね。

もうここにはいない君?

きみだけが聞こえた この声で名前を
呼ぶたびにまだまるで ここにきみがいるように
胸があたたかくなるの
im callin' you, calling' your name

出典: きみにしか聞こえない/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人

名前を呼ぶたびにまだここに君がいるような気になるのは、実は死んでしまうシンヤのことを想うリョウの気持ちの表現。

ネタバレになってしまいますが、おもちゃの携帯をもつリョウと聴覚障害のシンヤは、なぜか二人しか聞こえない通信方法で話ができます。

ただし、二人の間には1時間の時差が生じて、リョウには先に起こることが早く分るのです。

二人は不思議な出会いから時差を利用したバーチャール体験を通して、急速に接近していきます。

ある日、二人は実際に会うことになり、シンヤは出張を利用して東京のリョウに会う約束を取り交わします。

ところが、リョウは二人が会った日、車に引かれそうになる自分をかばってシンヤが車にはねられるシーンを見てしまいます。

交通事故を避けるためにリョウはシンヤに東京に来ないよう頼みますが、シンヤはリョウを助けるためにやってくるのでした。

そして、デジャブ―は本当に起こり、シンヤは交通事故で死亡してしまうのです。

このストーリーを裏付けるように、吉田が作曲する歌詞にもシンヤが亡くなっても、声が聞こえてくるような温かい気持ちに包まれるという表現が使われています。

すごく大切なことを教わった