AAAの7thアルバム「777~TRIPLE SEVEN~」収録曲
「Sorry, I…」は、AAAの7thアルバム「777~TRIPLE SEVEN~」の収録曲です。
シングルカットはされていないため、この曲が聞けるのはアルバムのみとなっています。
機械的で近未来感のあるメロディが、クールでとてもカッコイイ!
ラップを含め歌声もところどころ加工されているので、よりその雰囲気が強調されます。
疾走感があってカッコイイ印象の曲ですが、実は歌詞はめちゃくちゃストレートなラブソングです。
少し聞き取りづらい部分もあるものの、サビで「これは好きな人のことを歌っているな」と分かるでしょう。
相手のことが大好きすぎる主人公の気持ちを歌っています。
大好きすぎるくらい好きなのに、なぜタイトルは「ごめんなさい」を意味する「Sorry」なのでしょうか。
この曲の歌詞の意味を考えると、その理由がよく分かります。
どこまでも君が好き
「Sorry, I…」は、相手があまりにも好きすぎるという熱い想いを歌っています。
相手を好きで愛する気持ちを持つのは素敵なことでしょう。
しかし想いが強すぎると、それは重く感じられるとか束縛になってしまいます。
この歌詞を聴いていると、「なんだかメンヘラみたい」と思うかもしれません。
曲も重厚感のある感じですが、これは愛の重さと関係があったりして…
この愛の重み、歌詞の主人公は自覚しているのでしょうか。
ずっと君のことを考えている
見つめていたい 声が聴きたい
離れてても 君を感じたい
笑顔知りたい 指に触れたい
四六時中 巡る想いを
出典: Sorry, I…/作詞:KAJI KATSUYA・Mitsuhiro Hidaka 作曲:Cube Juice
好きな人ができると、ずっとその相手のことを考えてしまう人もいるでしょう。
側にいないと寂しくて、目に見えなくても繋がりを感じていたい。
できれば声くらいは聴いていたいのでしょうね。
歌詞はまさにその状態を歌っているのでしょう。
できることなら毎分毎秒、相手とどこかで繋がっていたいと思っているようです。
この感覚、好きな人がいる人ならよく分かるのではないでしょうか!?
自分の気持ちを受け止めて欲しい
さあ もっと もっと
受け止めてよ
もっと もっと
胸の痛み
もっと もっと
そばにいたい
もっと もっと
出典: Sorry, I…/作詞:KAJI KATSUYA・Mitsuhiro Hidaka 作曲:Cube Juice
自分の好きという想いは相手に伝えたいと思うものです。
だから自分の気持ちを大好きな人に受け止めてほしいし、側にいて欲しい。
それが本心でしょうがあまり口にせず、心に留めているかもしれません。
「もっと」という歌詞から、どれだけ一緒にいても満たされない気持ちが表れています。
好きという気持ちは、あくなき欲望を掻き立てるものなのでしょうね。
「ごめんね」に隠された想い
ごめんね 君が欲しいよ
僕のすべて賭けても
ごめんね たったひとつの
愛にやっと出逢えた
出典: Sorry, I…/作詞:KAJI KATSUYA・Mitsuhiro Hidaka 作曲:Cube Juice
好きなあまり四六時中その人を感じていたくて、自分の気持ちを受け止めてほしがってしまう。
この欲望をあまり表に出すと、相手からは自分の行動が重たいと思われてしまうかもしれません。
それが自分で分かっているのでしょう。
だから「ごめんね」と謝っているのではないでしょうか。
謝ったとしても、自分の欲望を抑えられるわけでもないでしょう。
だから我慢するしかない。
それでも自分全部を犠牲にできてしまうほど、相手のことが大好きで大好きで仕方がないのでしょう。