もしかしてこれがもう最後かも
もしかしてもう二度と逢えないのかも
男は決意だけを 告げて行く
女は約束ばかり 欲しがってしまう
出典: 紅のドレス/作詞:小竹正人 作曲:Hiroki Sagawa
安定しない関係に不安ばかりが募ります。
歌詞1行目と2行目の気持ちが頭を何度も悩ませます。
考えたところでどうにもならないのはわかっているんです。
だって本音を話してもいないのだから。
でも理屈じゃどうにもならない。
希望に満ち溢れたあなたは歌詞3行目の行動を取ります。
それはわかってるんです。
私が欲しいのは歌詞4行目。
それさえあれば不安は解消されるのに。
それでも言えないから辛いんです。
思いの色を
燃えるはこの胸…紅 それをドレスに染めて
抱いて抱いてすぐにもこの愛を抱いてくださいと
木枯らし揺らした衣擦(きぬず)れの音聞きながら
伝えます きっときっと あなた戻ってきて
出典: 紅のドレス/作詞:小竹正人 作曲:Hiroki Sagawa
あなたが思い出すのは空を見上げた時だけではないんです。
歌詞1行目からわかるように思いがこの色にしています。
その思いは止まることがありません。
言葉には出さないけれど一生懸命行動します。
歌詞4行目の思いを。
口にはできないけれど気付いてほしいと。
常に願っているんです。
それでも思いは消えない
疲れたよ
本当は どんなときでさえ あなたとふたりでいたいです
ひとりで泣きじゃくるくらいならいっそ傷つきたい
出典: 紅のドレス/作詞:小竹正人 作曲:Hiroki Sagawa
もう思いを隠し続けるのは疲れました。
それなら最悪の決断を。
そんな考えが浮かんできます。
でも、そんな決断なんてできるはずがありません。
それほどまでにあなたに虜なんです。
ただそっとしたたかな女を演じます。
あなたはそんな私が好きなんでしょうか。
本当の私を知ったらどう思いますか。
知りたいこともたくさんあります。
それでも
叶わぬ恋になるなんて…それだけは嫌
月夜をしゅるるしゅるり彷徨い続けてあなたに逢いたい
出典: 紅のドレス/作詞:小竹正人 作曲:Hiroki Sagawa
今の時点で終わらせたらいい思い出になるかもしれません。
そしたら歌詞1行目のようにはなりません。
でも、それはどう考えても最悪の決断でしかないのです。
思い出にしてしまおうか悩んだのに。
結局本音は歌詞2行目でした。
どっちつかずな思いを断ち切りたい。
もっとあっさり決められたら楽なのに。
理屈で考えられないほどに私を悩ませる存在。
それはいい相手とは言えないかもしれない。
でも、それほどまでに好きだから。
足りない
愛してもいい理由
「花の色は うつりにけりな」と 私は空に詠むたび
愛されている証が 欲しくてたまらなくなる
出典: 紅のドレス/作詞:小竹正人 作曲:Hiroki Sagawa
小野小町が詠んだ一句。
時は経ってしまいます。
今の美貌もずっとそのままではありません。
今だからあなたは私に会いに来てくれるのではないか。
そんな不安もよぎります。
歌詞2行目にあるように安心したい。
その安心がなければ、あなたを愛すことは間違いなのではないかとも思ってしまう。
そんなことは考えたくありません。
それさえあれば安心できるのに。
私があなたを愛してもいい理由が欲しいのです。