【No Continue】について

2021年8月にリリースされた鬼頭明里のアルバム「kaleidoscope」。

その中に収録されている1曲が【No Continue】です。

激しいロックサウンドの中に可愛いボーカルで、一見アンバランス感があります。

花に囲まれているMVもガーリーさを感じさせますが、それが見事にこの音楽とマッチしているのです。

テレビアニメ「出会って5秒でバトル」のオープニングテーマとして起用されています。

このアニメとまさにリンクしているような歌詞の内容です。

「出会って5秒でバトル」は、ゲームという戦いを繰り広げていくストーリー。

夜の都会の街からフェードインする音楽は、思わず引き込まれる世界観となっています。

独特の歌詞が印象的で、1度聞いたら病みつきになる【No Continue】は中毒性の高い音楽です。

平凡で退屈な生活に飽きて、もがいている歌詞が印象的。

それでは、【No Continue】の気になる歌詞について徹底的に考察していきましょう。

【No Continue】歌詞を考察

退屈な日常に飽きる

Game start
配られた手札は代わり映えのしない毎日

出典: No Continue/作詞:ANCHOR 作曲:ANCHOR

まずは、退屈な現状に満足していない気持ちを表しているところから始まります。

【No Continue】は「出会って5秒でバトル」のアニメのストーリーとリンクしています。

アニメの主人公=白柳啓は退屈な日常に面白みを感じていませんでした。

成績優秀で、答えがあるという勉強や生活には飽きていたのですね。

何か刺激的なことがないかと思っていた矢先、謎の包帯男が現れます。

この後、突然現れた包帯男とゲームを開始するわけですね。

包帯男とまさに出会って5秒で「鬼ごっこ」のようなバトルが始まるわけです。

この歌の冒頭のフレーズは、アニメと同じですね。

欲しいものは、刺激ある日常です。

ゲーム開始

食傷気味の強くてニューゲーム
与えられたカードが切り札になる

出典: No Continue/作詞:ANCHOR 作曲:ANCHOR

アニメの中で、主人公と包帯男とのバトルが開始されたことがわかる部分ですね。

これまでの生活は面白みのないものでした。

そんな生活に飽き飽きしていた主人公でしたが、この日常(ゲーム)は少し違うと感じました。

これはどちらが生き残るかというサバイバルです。

主人公もこのゲーム(戦い)に面白みを感じてのめり込んでいくのです。

自分の能力がどこまであるのかということを伝えているフレーズですね。

この勝負の勝者は主人公となります。

運命とは?

Game Changer
運命だって誰が決めたんだっけ?

出典: No Continue/作詞:ANCHOR 作曲:ANCHOR

このフレーズでは、これまでのゲーム(勝負)の流れが変わったことがわかります。

これまでは主人公が何もかも理解できたゲームを行ってきたので、全てのことに対して予測できていました。

しかし、ゲームの流れが変わってしまったのですね。

主人公が予測できないゲームになってしまったのです。

面白みもありながら、不安感もある。

これが運命なのかと感じてしまった部分となっています。

運命とは自分自身で切り開けるもの。

この運命に嫌気がさしているので、自分の人生の流れを変えたいことがわかります。

自分で選んだ道なのに悔やんでいるようにも感じるフレーズですね。

どんな答えだった?

答え合わせをするのは
他でもない自分自身だ

出典: No Continue/作詞:ANCHOR 作曲:ANCHOR

現状が正しいかそうでないかを決めるのは自分自身だといっています。

成績優秀で不可能なことなどなかった主人公。

しかし、目の前には希望や明るい未来などは広がっていませんでした。

何か刺激のある日々を求めていたのですね。

そんなある日、突然戦いに巻き込まれてしまいました。

この現状に戸惑いを感じているのは確かなのでしょう。

しかし、このような現状が答えでもあります。

他人から見ると不可思議なことでも、自分がその現状が正しいと思っていれば良いのです。

この時点では自分でもわからないということがわかります。

その出来事があっているかいないかということは自分で確認しないといけないといっていますね。

【No Continue】歌詞の核心にせまる