あなたにとって私は
都合のいい存在に見えてたみたいだね
やめて欲しかったタバコは
今はもう私には欠かせないんだよ
出典: ネモネア。/作詞:泣き虫☔︎ 作曲:泣き虫☔︎
都合の良い人というのは、相手の思い通りになりやすい性格をしていることを意味します。
ネモネアはタバコをやめてほしいと願っていたようです。
主人公はその思いに応ずることに反抗しているかのように最後の1文から感じられますね。
自分の意志を貫く主人公の精神的な側面が見えてくる表現です。
なんでも思いを汲んで応じてくれる主人公をネモネアは当たり前だと思っていたのでしょうか。
主人公は、ネモネアより大人な立場から彼女に見せていなかった自分があるのかもしれませんね。
ネモネアはもう傍にいないし状況は変わってしまいました。
それでも変わらない主人公の内面や思いがにじみ出ているように感じられます。
見えてきたネモネアと主人公の姿
ネモネアと主人公は親しい存在でありながらも、ある一定の距離を保った関係性であったことがわかりました。
タバコのくだりから感じられたように、主人公はネモネアを俯瞰して見ているような大人な存在です。
ネモネアは、白いアネモネの花言葉「希望」に包まれた若者だったのでしょう。
“ネモネア“君はいつも尊いね
出典: ネモネア。/作詞:泣き虫☔︎ 作曲:泣き虫☔︎
主人公はそんな思い出の中の若く気高いネモネアを、今も大事に思っているのではないでしょうか。
「ネモネア。」の解釈のまとめ
ここまでアネモネの花言葉やギリシャ神話のエピソードを交えながら「ネモネア。」の歌詞を考察しました。
思い出の中の清らかな相手を大事に思う主人公の気持ちやせつなさが感じられる素敵な楽曲でしたね。
過去の思い出を大切にする、主人公の心に気高さも感じられる内容でした。
泣き虫☔さんの作品に興味を持たれている方に、この機会に是非読んでいただきたい記事を最後にご紹介いたします。
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