底抜けの明るさ
あなたが自己紹介する番です
Hey everybody! どこから来たの?
Hey now it's your turn
May I ask you some question?
どんな人もWelcome だけど
盛り上がってこう 元気がマスト
前のほう
後ろのほうも
みんな聴こえてる?
そう!真ん中も忘れてないよ
みんな Put your hands up!
出典: Join us!/作詞:Kana Nishino DJ Mass(VIVID Neon*) ENVIE 作曲:DJ Mass(VIVID Neon*) Kyoko Osako etsuco
宴は一層盛り上がっています。
英文は「あなたの番よ ちょっと質問してもいいかな」くらいの意味です。
西野カナが三重県出身・東京都在住ということでファンの出身地を訊く番になりました。
すでての地域から人が押し寄せている風景を想像してみましょう。
またこのアルバム「Love Collection 〜pink〜」を聴いているすべての人に尋ねているようです。
あなたが自己紹介をする番ですよと促しています。
アーティストがリスナーを選り好みすることは不可能です。
西野カナに憧れる人は明るいものに惹かれるタイプが多いでしょう。
もちろん誰でもウェルカムの精神でやっていますが、リスナーにも明るさや元気さを求めるようです。
西野カナの楽曲にある底抜けの明るさや軽さというものに惹かれる人は元気な印象があります。
「Join us!」はパーティ・ソングなので深い心模様には立ち入りません。
実際のパーティでも自分の悩みを打ち明けに来る人など珍しいでしょう。
いかにこの時間を楽しめるかが何よりも大事なことになります。
日頃のストレスは忘れてパーティ空間で弾けたいという思いが透けます。
コール・アンド・レスポンスの光景
西野カナはステージからアリーナに話しかけるようにコールします。
実際のステージでのコール・アンド・レスポンスを模しているのです。
楽曲としてこの曲を聴いているだけでも楽しい気分になるもの。
実際にこの箇所をライブで聴くことができるのならばどのようになるのでしょう。
さらに盛り上がる会場の姿が目に浮かびます。
デビューしてすぐに成功したアーティストですから会場の規模がでかいことに気付かされるのです。
小さくてもホール、普段はアリーナ・クラスで動員するスーパー・スター。
パーティ・ソングとはいえ近さや友だちとの交歓のようなものは感じられないのです。
もっと自分対大勢のあなたという視点で歌詞が作られています。
「Join us!」が普通のパーティ・ソングと違うのはこの点に尽きるでしょう。
大勢のオーディエンスとのやり取りを切り取ってみた楽曲になります。
西野カナというアーティストのスケールの大きさを改めて知る思いです。
青春のサウンド・トラック
親族・友人大集合の夜
Father Mother Daughter Son and
Brother Sister Grandma Grandpa
All my friends come around to see me
Yeah!!
出典: Join us!/作詞:Kana Nishino DJ Mass(VIVID Neon*) ENVIE 作曲:DJ Mass(VIVID Neon*) Kyoko Osako etsuco
親族全員大集合みたいな歌詞が可愛いです。
訳出すると「父母娘息子、そして兄弟姉妹祖母祖父私のすべての友人が私を観に集まる」。
大盛況のパーティなのでしょう。
ノリに任せて書いているので深い意味はないでしょう。
とにかく親族から友だちまですべての知り合いが集まってくれると歌います。
その友だちにはリスナー全員を含んでいるのです。
西野カナの歌詞のスタイルは記号の寄せ集めのような雰囲気を持ち合わせています。
物事の暗い側面に深くアプローチする歌詞はあまりないでしょう。
底抜けに明るく過ごせる学生時代に消費できる歌詞になっています。
青春のサウンド・トラックとして響き渡るのです。
騒げることの幸福を感じて
さぁ みんなJoin us! 騒ごうよParty Time
alright alright alright yeah yeah yeah
Everybody get down! 今日はこれから
alright alright alright yeah yeah yeah yeah yeah
出典: Join us!/作詞:Kana Nishino DJ Mass(VIVID Neon*) ENVIE 作曲:DJ Mass(VIVID Neon*) Kyoko Osako etsuco
サビのリフレインが登場します。
歌詞に若干の違いがあるのです。
ここでは騒ごうと呼びかけます。
何度も耳にするうちにこのテンションにも馴染めてくるので不思議です。
今の時代、思い切り騒げる空間は少なくなりました。
どこに行くにでもマナーにがんじがらめにされていますから騒げる空間は貴重です。
アーティストのライブなどはその最適なフロアになっています。
近所迷惑などになることを気にせずにいられる空間では思い切り騒ぎたいものでしょう。
騒ぐことはパーティとはいえ場合によって最寄りの警察に通報されます。
ライブ会場も警察が会場に来ることが増えました。
しかしライブ会場ではよほどの事故・事件がない限りは通報されません。
貴重なパーティのフロアがライブ会場だけというのは不幸なことでもあります。
だからこそライブの空間だけはアーティストもファンやリスナーも守ってゆかないといけないのです。
言葉に乗って叫びたい
shake shake shake and
clap clap clap
to the Left Right
to the Up & Down
shake shake shake and
clap clap clap
to the Left Right
to the Up & Down
Throw your hands to the sky
Left Right, Left Right
Throw your hands to the sky
Left Right, Left Right
出典: Join us!/作詞:Kana Nishino DJ Mass(VIVID Neon*) ENVIE 作曲:DJ Mass(VIVID Neon*) Kyoko Osako etsuco