得意のデスボイスを織り交ぜた「破天二雷鳴」
見た目とのギャップでいつもファンを楽しませてくれるLADY BABY。
今回注目するのは2019年5月にリリースされた「破天二雷鳴」の歌詞です。
お得意のデスボに激しい音楽は健在で彼女たちらしい1曲。
オリコンデイリーシングルランキングで1位を獲得するなどその人気は留まることを知りません。
人気の秘訣は一体何なのでしょうか。その理由は歌詞の中にありました。
今回は歌詞の意味を徹底解説するとともに、LADY BABYの魅力もお伝えして参ります!
デスボイス部分の作詞をメンバーの有馬えみりが担当!
「破天二雷鳴」は5月28日、新レーベル・雷鳴RECORDSよりリリースされました。
作詞は2018年2月に4人体制となった初のシングル「ホシノナイソラ」を手掛けたNOBE。
また、作曲・編曲はMEGが担当するなど、豪華な作家陣となっています。
特筆すべきは、デスボイス部分の作詞をメンバーの有馬えみりが担っていることでしょう。
そのためLADY BABYのカラーが色濃く出た楽曲となっています。
早速、本記事のメインテーマである歌詞を紹介していきましょう。
Make some Noise!
Hey!Bounce,Get on,Make some Noise!!
これは0.6メートルINに向けたコンタクト
安全圏の中で生きるキミに贈るビート
結果よりも行動だ 衝動を隠すな
牙 唸れ 鼓動
出典: 破天二雷鳴/作詞:NOBE,有馬えみり 作曲:MEG
1行目の意味は日本語訳で「おい!跳ねて、乗って、音を作れ!!」という意味です。
いきなり攻撃的な歌詞で出だしが始まりますね。
続く、日本語の歌詞はライブハウスを意識しているようです。
この曲を聞いている聴衆にエールを送っているイメージが想起されます。
0.6メートル(60センチ)は、メンバーたちが立つステージと観客席の距離感を表しているのでしょう。
3行目、4行目は自分の限界を超えて行動をしろ、というイメージとも受け取ることができます。
なんだか熱い魂を感じませんか。
リアルな今日は二度とない
目の前にあるリアルな今日は
そう 二度とないから
Ya! Bring it on
吐き出しな感情!!
出典: 破天二雷鳴/作詞:NOBE,有馬えみり 作曲:MEG
続いての歌詞は後悔しない日々を送らないよう自分の心に忠実に生きろ、というメッセージ性を感じます。
気付いていながらも今日という日を大切にできない人が多いでしょう。
ただ流れる同じような毎日だからと、無関心になっているのです。
ここでは現実と向き合い、感情を出すことの大切さを伝えています。
「Bring in on」(かかってこい)という言葉は非常に挑戦的ですね。
痛め!すぐに戻ってこい!
Have a pain! Get back the way, right now!!
Make a rumbling, Scratch your beat
Close my eyes and
Have a pain! Get back the way, right now!!
出典: 破天二雷鳴/作詞:NOBE,有馬えみり 作曲:MEG
【和訳】
痛め!早く戻ってこい!
ゴロゴロと音を立てろ
目を閉じて
痛め!すぐに戻ってこい!
【解説】
ここで、有馬えみり自身が手掛けた歌詞をデスボで歌う部分が登場します。
日本語訳でみてもかなり攻撃的な歌詞であることがわかりますね。
デスボは、デスメタルやブラックメタルなどで使われる通常のデスボイスであるとされています。
怒りや憎しみ、恐怖、不気味、痛みといった感情や感覚を表現するために使われるのです。
命令口調でもあり煽るような表現の歌詞は、デスボのコンセプトに合致しているといえます。
炎になって破天に雷鳴
Let’s make a rumbling, Scratch your beat
Close my eyes and
Have a pain! Get back the way, right now!!
Wow Wow 晒せ弾丸
Wow Wow 心臓にライター
Wow Wow ガナれ開眼
炎になって 破天に雷鳴
Wow Wow アガれHigher
Wow Wow 叫べBlaster
Wow Wow 謳え万感
灰になって 消える日まで
出典: 破天二雷鳴/作詞:NOBE,有馬えみり 作曲:MEG