Aqours「Deep Resonance」
Aqours(アクア)は『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する9人組アイドルグループ。
今回ご紹介するのは彼女たちの「Deep Resonance」という楽曲です。
カップリング曲「Deep Resonance」は、Shadowverse×スクフェスコラボのテーマソング。センターは津島善子が担当。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/未体験HORIZON
今回は「Deep Resonance」の歌詞に注目し、その物語を深掘りしていく記事です。
この楽曲の主人公は、センターである津島善子であると考えられます。
彼女の心情を語ったと思われるその歌詞を早速紐解いていきましょう。
歌詞中で頻繁に登場する「声」という言葉。
そこにはどのような意味が込められているのでしょうか。
冒頭の歌詞から順を追って見ていきます。
未来を掴み取るために
「声」が意味するものとは
誰にも届かない声が 闇を駆け抜け
希望はここから生まれ ここで消えるのか
「違う!」と叫んだ 私の心で熱く燃える魂は
出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)
1行目から早速「声」という言葉が登場しています。
この言葉が意味しているものを考察してみましょう。
ここで表されているのは、その「声」が孤独なものであるということです。
その「声」は主人公の胸の中にある想いを指しているのかもしれません。
誰にも気づかれないけれど、自分の中には確かに存在している気持ち。
2行目ではその気持ちには希望が含まれているということが分かります。
ここから分かるのはこれが少なくともネガティブな感情ではないということです。
3行目では希望が失われないことを祈るような言葉となっています。
ここで目を引くのが「魂」という言葉です。
1行目の「声」というのは主人公の「魂」の声といっても良いのではないでしょうか。
熱い想いが失われないように自分自身を奮い立たせるような言葉です。
これらのことから分かるのは、これが主人公にとっての目標や未来を目指す上で抱えている想いだということ。
この「声」は彼女の将来の夢に対する熱い想いだと仮定することで、理解しやすくなるのではないでしょうか。
がむしゃらに進め
Fight back 暴れたいんだ もっと
Hurry up 信じたいんだ もっと
もっと? やっと気がついた真実は
黙ってたら叶わない
願うだけじゃ叶わない 動き出すのは今さ
出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)
ここは主人公のそんな夢に対しての熱い想いが前面に押し出されている歌詞パートです。
1行目の英語は「抵抗する」という意味になっており自分の気持ちを外に向けて解き放とうとしているように感じられます。
2行目の英語は「急ぐ」という意味で、その想いを加速させていきたいという彼女の気持ちを表しているのでしょう。
この2行はもしかしたら、冒頭で表された「声」の内容を表しているのかもしれません。
夢を叶えるために臆することなくがむしゃらに進んでいきたいという感情が溢れ出ています。
4、5行目では何故主人公がそう考えているのかの理由を説明していると考えられるでしょう。
今いる地点に居ても勝手に自分の目標が近づいてきてくれる訳ではない。
だから自分から1歩踏み出そうと、自分自身を鼓舞しているのかもしれません。
このパートでは主人公が自分自身を奮い立たせるような言葉が多く見受けられます。
未来を救うために
気持ちを共鳴させて
痛みが 嘆きが 君の夢を貪る
誰にも届かない声が 闇を駆け抜けてく
認めないよ そんな悲しい世界なんて見ていられない
君とのレゾナンス…感じてる
出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)
このパートではそんな夢を邪魔するものたちが登場しています。
1行目が表しているのは夢を追う中で出会う負の感情たちを指しているのではないでしょうか。
2行目の「闇」は1行目で登場したそんな感情たちを含有した言葉だと考えられるでしょう。
そういったものに邪魔されながら、見向きもされない夢は勢いを失っていく。
3行目ではそんな救いのない世界を悲しむ主人公の姿が描かれています。
ネガティブな言葉に邪魔されて輝かしい未来を諦めてしまうことをしたくないと考えているのが伝わります。
このパートでも1番目を引くのは4行目の「レゾナンス」という言葉。
タイトルとも関連のあるこの言葉ですが、日本語では「共鳴」や「共振」といった意味があります。
「君」と心を1つにしたいという願望。
それは夢を一緒に追いかけたいという気持ちが表れていると考えられます。