第6位:僕は一寸
第6位も1973年5月リリースのデビューアルバム「HOSONO HOUSE」から選びました。
「ぼくはちょっと」と読みます。細野晴臣さんが作詞も作曲も担当。
いかにも日本的なタイトルと歌い方ですが、日本製ポップスとして海外でも人気の曲です。
マニアックでストイックな音楽づくりは色褪せません。
動画で当時の細野晴臣さんの歌声を聴くことができます。
タイトルの通りの、何か言いたげな歌い方。
声からは当時の時代背景も伝わってきます。
後半は映画音楽からスタート
第5位:MOHICAN
『モヒカン故郷に帰る』(モヒカンこきょうにかえる)は、2016年公開の日本のコメディ映画。主演の松田龍平はデスメタルバンドのボーカル役を演じるために、人生初のモヒカン頭となり、デスヴォイスでの歌唱を行っている。 主題歌 : 細野晴臣「MOHIKAN」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/モヒカン故郷に帰る
タイトルはそのままの「MOHICAN」ですが実際にはどこか物悲しいような、懐かしいような曲調です。
映画のタイトルには「故郷」とあるのでメロディーもそれを十分にとらえているのでしょう。
でも映画は笑って泣けるストーリーにカテゴライズされています。
シンガーソングライターとしての細野晴臣さんの魅力と実力が窺える楽曲。
誠実さを持ちつつもユーモアは忘れない、そんなギャップも人気のカギになっていますね。
第4位:はらいそ
はらいそ(PARAISO)は、1978年にアルファレコードから発売された細野晴臣&イエロー・マジック・バンドのソロアルバム、または同アルバムに収録されている曲。タイトルは、ポルトガル語でパラダイス paradise にあたるパライソ paraíso が訛った、キリシタン用語で天国のことである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/はらいそ
アルバムタイトルでもあり、収録曲でもある「はらいそ」。
作詞と作曲は細野晴臣さんが担当しています。
アルバムタイトルが意味するのは空の上ではなく南の島にある国を表しているようにも感じます。
アルバムのジャケットのイラストからもそれが分かりますね。
お洒落な洋楽風でもあるのですが、細野晴臣さんの多国籍に対応できる歌声が歌詞にはまります。
ボサノヴァでもなくジャズでもないノンジャンルなメロディーはクセになりそうですね。
この後はTOP3の発表です。
第3位:ろっか・ばい・まい・べいびい
第3位は「ろっか・ばい・まい・べいびい」を選びました。
ゆっくりと聴かないともったいない歌声の中にまずは浸ってください。
これを聴くとなごんでしまう理由にはこんなこともあるのでしょう。
『HOSONO HOUSE』(ホソノ・ハウス)は、1973年5月25日に発売された細野晴臣通算1作目のスタジオ・アルバム。西岡恭蔵や吉田美奈子によりカヴァーされている。収録曲: ろっか・ばい・まい・べいびい2015年にテレビアニメ「新あたしンち」のエンディングに使われた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/HOSONO_HOUSE
リリースされた当時はこの曲がアニメのEDに起用されるなんて想像できませんでした。
どちらかというと大人の間でゆるゆると弾き語りをして歌う楽曲です。
カバーをしたミュージシャンも独特の歌声の持ち主ばかり。
でもリリースをした時代から何も変わらずにアニメの最後に流れました。
細野晴臣さんの特徴の1つでもある余韻を残す声はEDにピッタリですね。
アニメの内容は、アットホームでユーモアーあるファミリーたちが主人公。
幅広い年代が見るアニメに起用されたことで新しいファンも増えたようです。
ここでもタイトルはひらがな。これを英語にすると「Rock-a-Bye Baby」となります。
イギリスで古くから歌われる子守唄のタイトルですが、これをひらがなにしたのですね。
こういった見識の深さもタイトルや歌詞に使う言葉のセンスにつながるのでしょう。
静かに歌い継がれる歌であることは間違いありません。