「ダサいだけじゃん」も「語ってどうなる」も言い訳にすぎません。

隠してるだけで、その人にもきっと夢があるのでしょう。

せっかくあるんだから熱く語ろうぜというメッセージでもあります。

「開国」も言葉遊びだと思いますが、心を開いてという意味のような気がします。

騒ぎたくなる歌詞

サンギリ頭を叩いて ゴーン!
文明開化の音まで ゴーン!
エナジー満タン チャージング ゴーン!
億千万のひとみ ゴーン!

出典: 鯛獲る/作詞:赤飯 ぽにきんぐだむ 作曲:324

文明開化の象徴的存在であるサンギリ頭を叩いて「ゴーン」がいいですね。

「ゴーン」はお寺の鐘の音を連想させます。

意味がどうといよりもここはほんとうにオメでたい!

インパクトのあるパートです。

いつ始めるの?今でっしょ!

出典: 鯛獲る/作詞:赤飯 ぽにきんぐだむ 作曲: 324

流行語にもなった「今でしょ」のパロディでしょうか。

思い立ったら吉日、始めるのは早いに越したことはありません。

もし夢を追いかけるのを恥ずかしい(ダサい)と思っているのなら、本当はやりたいのにいつ始めるのか悩んでいるかもしれません。

そんな人に対しての「今でっしょ!」だと思います。

このあとにタイ語のフレーズが入っていますが、正確な記載ができないと引用にならないという理由でカットしました。

ご了承ください。

ちなみにこのタイ語を入れた理由はタイトルが「鯛獲る」で「タイ」繋がりだそうです。

ここにも遊び心がありますね。

このタイ語はメロディに合わせて作られていて、明確な意味は持たせていないようです。

だしかに演奏にぴったりあっています。

人情味が溢れる歌詞

ブチまけたい 胸の逆境の日々を
泣けてくるほど 笑い合えば

出典: 鯛獲る/作詞:赤飯 ぽにきんぐだむ 作曲: 324

心の中に残っている悔しい想いを打ち明けて、泣き笑いを共にできる仲間がいることは幸せです。

戦っている時、人は孤独なものです。

同時にもしかしたらもうダメかもと思うこともあります。

そんな時は逆境の日々をブチまけて、泣いて笑って明日も頑張りましょう!

汗と涙 滲ませて
もがくアンタの姿を
ちゃんと俺たちゃ見てるよ
ほんと ほんとご苦労さん…!

出典: 鯛獲る/作詞:赤飯 ぽにきんぐだむ 作曲: 324

「もがく」とはただ苦しむのではなく、何か目的を達成する為に努力しているということです。

汗も涙もでるし、格好いいものではないかもしれません。

しかし、ちゃんと見ていてくれる人が必ずいます。

人だけではないかもしれません。

なりふり構わず頑張っている人のところには、自然とチャンスが巡ってくるものです。

今は苦しくともいつか報われる日が来ると信じて進みましょう!

「ほんと ほんとご苦労さん」の部分に優しさが溢れています。

歌詞のまとめ

全編を通して夢を追いかける人を後押ししている歌詞です。

特に夢を追いかけるのにためらいがあったり、気恥ずかしいと感じている人には強く響くメッセージなのではないでしょうか。

言葉遊びあり、人情ありの「オメでたい頭でなにより」らしい歌詞だとも思います。

本人たちも、「いい歳して夢を追いかけてる」という趣旨の発言をしていました。

なによりも自分たちが夢を追いかけて、みんなのお手本になっているというのが素晴らしいですね。

メジャーデビュー自体が一つの夢でもありすが、そこで終わっては何にもなりません。

これからが本当の勝負だから見ててよ、というところでしょうか。

PV解説

導入の語りの部分がいい雰囲気です。

演歌のようなアレンジに合わせて、和服姿の女性が登場します。

「鯛獲る」と言った後の「赤飯」の動きがシュールです。

本編(?)に突入するとバックにお城のようなセットを構えてバンド演奏をしているメインのシーンに移ります。

このお城は沖縄の首里城を思わせる色使いですが、見ようによってはタイっぽいデザインかもしれません。

セットというと、襖(ふすま)をうまく活用しているのに目がいきます。

個人的に好きな演出というだけですが。

能面のようなお面は、「冷めたフリ」をしている=仮面をかぶっていることにかけているようです。

タイ語のところで登場するキャストの方がまたいい味ですね。

さすが「サバイー(気持ちいい)」の国です(本当にタイ人かは不明ですが)。

「汗と涙〜」のところでお酒を振る舞う姿に人情味が溢れています。

また、イントロでは三味線が、中間部では(エレクトリック?)シタールが登場するのもアレンジに深みを与えています。

ライブで味わいたい一曲

賑やかにして華やかな楽曲ですね。

是非ともライブで聴いて見たいところです。

「お?お?お?お?お?」やサビの合いの手など、もり上がりやすいパートもあります。

イントロやソロなどのテクニカルなギターのパートも見どころです。

いっぱい飛び跳ねて騒いじゃいましょう!