ポカポカと温かい気持ちを与えてくれる新曲「Sunshine」
沖縄の離島という現代の情報化社会から少し離れた環境が育んだシンガーソングライター、Anly。
幼少期から、彼女にとっての一番の遊びはお父さんが好きだった音楽と戯れることだったといいます。
中学卒業までを故郷である、沖縄県の離島・伊江島で過ごし、パソコンもインターネットもないという環境の中で、1960年代 - 1970年代の洋楽好きな父親のブルースやオールドロックのCDを聴き、ギターをおもちゃ代わりに育つ。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Anly
強制されるわけでもなく、常に自然と自分のそばにあった音楽。
自然と湧き上がってくる好奇心から音楽にのめり込んでいったAnlyの奏でるそれはまさに自然体で、耳に心地よく馴染みます。
また沖縄県伊江島というのどかな土地柄でその音楽性が育まれたこともあってか、聴いていてポカポカと温かい気持ちになるというのも彼女の楽曲の魅力。
ルーツというのはどんな音楽を聴いて来たかだけではなく、育ってきた環境も大きく影響するものだと感じさせられます。
音には人間性が出る…というのはミュージシャン界隈ではよく言われることで、その人間性の一端を育った環境が担っていることは疑いようもありません。
こう考えると、音を聴いて好きになったアーティストなら考え方なども共感出来るのではないか…という素敵な感情を抱かされますね。
「NAMBA SQUARE」のために書き下ろされた「Sunshine」をリリース!Anlyにはうってつけのテーマ
そんな彼女が2018年12月5日に新しく配信シングル「Sunshine」をリリースしました!
紀陽銀行とFM802のコラボで2018年6月より始まった地域、音楽、アートをテーマにしたプロジェクト「NAMBA SQUARE」のイメージソングとして書き下ろされたこの曲。
このテーマ、楽曲に地域性を大きく覗かせるAnlyにはまさにうってつけといったところではないでしょうか。
この曲もやはり、聴いていてポカポカとしてくるような彼女らしい音像で表現されていました。
どんな音楽を奏でても現れるAnlyらしさ
最近はエド・シーランなどにも影響を受けているという彼女。
この曲もアコースティックギターを重ねたサウンドと、ダンサブルなビートがどこかエドを彷彿とさせますね。
そして踊れるビートなのに、ゆったりと時間が流れるような不思議な感覚を持っているのはAnlyならでは。
それはきっと彼女自身から滲み出ているもので、どんな音楽を奏でてもそのらしさというのは表れてくるのでしょうね。
そんなサウンドの中、ノビノビと歌う彼女の歌声が心地良く響きます。
ギターさばきもその年齢から考えると驚くほど熟練したもの。
歌にしてもギターにしても、「上手い」というよりは聴いていて「馴染んでいる」という表現が浮かんできます。
曲作りに関する意外なエピソードも
中学2年生の頃に歌手になるには自分で歌うための歌を作らないといけないと思い、まず歌詞を自分で書き始めた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Anly
洋楽を中心に聴きながら育ってきた彼女を思うとこれはちょっと意外。
しかし当時は中学生の女の子。書きしたためたいこともきっとたくさんあったのでしょうね。
一体どんな世界観になっているのか、ここから「Sunshine」の歌詞を読み解いていってみましょう!
ポカポカ陽気の休日を過ごす2人
12月なのに冬っぽくない?
今日はいい天気
君が ハァ あくびするよ
ポカポカ Have a nice day!
Sunday afternoon
出典: Sunshine/作詞:Anly 作曲:Anly
ポカポカと温かい日差しが差し込んで来て、ついついあくびが出てしまう。
何も考えずにボーっとしてしまうようなあの感覚、本当に気持ちいいんですよね。
12月にリリースされたにしては冬っぽくない曲だなと思った方も多いのではないでしょうか。
彼女の場合、冬だからこそこういう温かなナンバーを…といった感じなのでしょうね。
沖縄という温暖な気候の中で育った彼女だから、この季節にこういう楽曲に行き着いたというのもあるのかもしれません。
この寒い季節の中でも、ふと「今日は暖かいな」と感じる日もあって、そういうときってちょっとウキウキした気分になりませんか?