天が舞い降りて悪戯に楽しむのか?
全てが平伏すまで
出典: いばらの涙/作詞:hyde 作曲:hyde
罪の意識…?
荊にまみれたこの血が枯れ果てても
貴方への心を抱いて
出典: いばらの涙/作詞:hyde 作曲:hyde
“いばら”の字に「荊」をあてるあたり、刑罰の意味を含むようにみえます。
この主人公は天に背くような反逆精神を抱いているのでしょうか。
「命に代えてもこの罪を償うほかない。」
そんなふうに聴こえる悲壮な歌詞です。
そして気になるのが「貴方(あなた)」という表記。
主人公は誰に向けて命がけで信念を貫くつもりなのでしょうか。
その愛情は罪なものなのでしょうか。
2番の歌詞を解く
誰の欲望?
雨が降り続いて欲望を癒せたなら
幻想に埋もれていた愛も目覚めよう
出典: いばらの涙/作詞:hyde 作曲:hyde
この部分は誰から誰へに向けての目線で書かれているのか。
思うにこれは<主人公が天の悪戯に向けて発した言葉>だと思われます。
「天が思う存分運命を翻弄し尽くし遊びに満足する。
その時こそやっと本懐を遂げることができるであろう。」
運命が思う存分斧をふるったあかつきには、ようやく本物の愛を手にすることができる。
そんなふうに解釈できる気がします。
天への叫び…?
おぉ捧ぐ祈りをも奪う支配者よ
出典: いばらの涙/作詞:hyde 作曲:hyde
やはり主人公の力ではどうにもならない事態のようです。
天を仰いで嘆くのみ…。
抗えない、目に見えない大きな力。
弱き人間はひれ伏すしかありません。
処刑?
声を張り上げて縛られた炎の中
殺せない そのゆがんだ愛
出典: いばらの涙/作詞:hyde 作曲:hyde
凄惨な光景。いったい何が起きているのか。
冒した罪によって誰かが処刑される描写。
おそらく初志を貫こうとした結果、この人は命を落とす羽目になったのでしょう。