サビ~<誰かを応援するような歌を作りたい>
物憂げな 6月の雨に 打たれて
愛に満ちた 季節を想って 歌うよ
知らぬ間に忘れてた 笑顔など見せて
虹の彼方へ放つのさ 揺れる想いを
出典: innocent world/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
6月は梅雨の時期ですので、憂鬱をあらわす季節でもあります。 (ちなみに、「innocent world」の発売日も6月です。) とにかく、そういった暗くブルーな気分であっても、そんなものを晴れ渡らせるような応援歌を歌うよ。 その歌によって、聴く人たちが笑顔になって、心が晴れ渡る様な歌を。 そういう曲を歌い続けるのが、僕達の夢だ!とミスチルが言っているような気もしますね。
変わり続ける 街の片隅で夢の破片(かけら)が 生まれてくる
Oh 今にも そして僕はこのままで微かな光を胸に
明日も進んで行くつもりだよいいだろう?
mr.myself
出典: innocent world/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
「変わり続ける街」というのは、時の流れとともに成長していく心を表しているのではないでしょうか。
それと同時に、サビで歌われていたような、雨から晴れへと変っていく心もあらわしていると思います。
この応援歌が、誰かの心に響いて、その心の片隅から夢のかけらが生まれてくればいいな。
そのような願いも込められているのではないでしょうか。
「夢のかけら」というのは、誰かの未来を変えるような大それたものじゃなくてもいいのだと思います。
もっともっと些細なもの。
例えば、学生の人が、この歌に元気づけられて、受験勉強を頑張ろうという気持ちになったとしましょう。
こういうほんの小さいことでも、ある意味「夢のかけら」と言えるのではないでしょうか。
そして、それは別にミュージシャンじゃなくったってできることだ。
誰かの夢のかけらを生みだすことは、誰にだってできるんだよ、と言っているような気がします。
そしてそれが、自分自身の光、つまり自分自身の力にもなる。
その力を胸に、また夢を追い続けるよ、いいだろう?と、再び力強く自分に問いかけています。
いつの日も この胸に流れてる メロディー切なくて 優しくて 心が痛いよ
陽のあたる坂道を昇る その前にまた何処かで 会えるといいな
その時は笑って 虹の彼方へ放つのさ
イノセントワールド 果てしなく続く
イノセントワールド
出典: innocent world/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
最後のサビのです。
切なく優しく、心に響くような応援歌を歌い続けたい、と前のサビとは違う視点で歌われています。
そして再び、無垢な心を持ち続けたい、と歌われて、曲は終わります。
最後に
ひととおり歌詞を見てみましたが、不思議な構成だと思いませんか。
聴く人にとっては、もっと気楽にいこう!というような応援ソングになっています。
それと同時に、ミスチルというバンド自身の決意表明でもあるように思えます。
これからも、誰かを応援するような、誰かの力になるような曲をずっと歌っていきたいと。
このような、音楽やファンに対する真摯な姿勢が、今もなお愛され続ける理由かもしれませんね。
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