だから今夏の恋人に手を振って
私からさよならするよ
季節が巡ってまた夏が来たとしても
そこに二人はいないでしょう
きっと泣くのは私の方だけど
私からさよならするよ
だめね、私
出典: https://twitter.com/jrock_bot_kashi/status/908017662113939456
夏の恋といえば、明るくて眩しいカラッと晴れた夏の空のような爽やかな曲をイメージする人も多いのではないでしょうか。
しかし、この曲は「じめじめしたあの部屋に帰る」という歌詞もあるように、爽やかとは程遠い一曲になっています。
終わらなければ自分のためにならないのはわかっているのに、だらだらと続けてしまう恋に終わりを告げようとする歌詞。
「潰れかけたコンビニ」で「あなた」は「いっつも一番安いシャーベット」を買うという歌詞もあるのですが、そんな小さな描写にも、いつも「あなた」を見ているという、好きな気持ちが溢れていて、なかなか離れられない主人公の気持ちを読み取ることができます。
恋には正しい・間違っているなんて通用しないものです。
一筋縄ではいかない恋愛の葛藤をうまく描写しているこの曲に共感する人も多いのではないでしょうか。
魔法のように
キラキラキラキラ魔法のように
毎朝私は女の子になる
どんなことがあっても 輝けるように
キラキラキラキラ魔法をかけた
鏡の中の私は きっと誰よりもかわいい
そう思えますように
出典: https://twitter.com/emptyblue7/status/893708244580827137
曲ごとに主人公を決めてその気持ちになって歌詞を作ることができるボーカルの宮崎朝子さん。
この曲は、「夏の恋人」とは全然違って、「キラキラ」という言葉もたくさん入っていますが、少女漫画のヒロインのような女の子の曲ですね。
しかし、そんな女の子に限らず、女性なら共感できる歌詞だと思うのですが、毎朝メイクをしながら「女の子になる」ということを歌っています。
毎朝メイクをするということは、ただ顔を綺麗に整えているだけでなく、同時に気持ちも整えているということを歌っているのです。
メイク自体は、言ってしまえば化粧品を使って顔に色や線などを重ねていく作業ではありますが、魔法のように「女の子」に変わることができるのは、気持ちが変わるからです。
確かに、すっぴんの時は、気づいたら眼鏡や帽子で自分であることを隠すようにこそこそと行動していることってありませんか?
逆にメイクがうまくいった時はいつもより自信が出るような気がします。
「きっと誰よりかわいいそう思えますように」という歌詞がありますが、この曲を聴いて出かければ、好きな人と会う時も、いつもより少し勇気を出せるのではないでしょうか。
MVが公開されていない曲も!アルバムダイジェスト映像を公開!
上の動画は「SHISHAMO 4」の全楽曲をまとめた、ダイジェスト映像です。
並べて聞くと、様々な色の曲が揃ったこのアルバムの良さがわかりますね。
ボーカルの宮崎朝子さんが自分の実体験からではなく、毎曲主人公を決めて、主人公の気持ちを想像しながら歌詞を書いているという曲は、どれも、一本のドラマのようですね。
ライブ映像も少しですが見ることができるのでチェックしてみてください。
おわりに
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