2ndシングル「Memento Mori」のMVを公開!楽曲の奥深さを物語るその全貌は?
来る2019年1月30日、いよいよIvy to Fraudulent Gameの2ndシングル「Memento Mori」がリリースされます。
このリリースに伴って先日1月8日に表題曲「Memento Mori」のMVを公開。
疾走感溢れる爽やかなロックナンバーが全貌を明らかにし、リリースへの期待を大いに高めました。
三回に渡って音源無しのリリックビデオを公開
このMVの公開に至るまでにも興味深い経緯があります。
2018年12月中旬より、三回に分けて「Memento Mori」の音源無しのリリックビデオが公開されました。
つまりMVが公開されるまでに、徐々に歌詞の全貌を明かしていくという演出がなされていたのです。
これは「Memento Mori」がいかに歌詞に重きを置いた楽曲かということを物語るもの。
音楽のない状態のその映像に対してもその言葉の内容から「かっこいい」「心を打たれる」のようなコメントが寄せられ、注目を集めていました。
そして今回満を持してのMVの公開となったのです。
MVに込められた意味は?
どこにでもある日常を過ごすメンバーたち
ヴォーカルギターの寺口は銭湯で湯船に浸かり、何か物思いにふけっているような様子。
そして自宅のリビングでテレビを見ながら一人酒をたしなむギターの大島。
ドラムの福島は洗濯物の揺れるベランダでタバコをふかし、ベースのカワイは公園で漫画雑誌を広げます。
それぞれに、どこにでもあるような日常。
なんの変哲もない日常を映し出した映像が、4分55秒に渡って展開されます。
Memento Moriというタイトルに込められているのは
その映像に対する楽曲がどんなものかというと「歌詞の内容に対して明るいな」「爽やかだな」という印象を受けた人も多いのではないでしょうか。
この楽曲や映像の意図を理解しようと思うとまずタイトルになっている「Memento Mori」という言葉の意味を知る必要があります。
メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/メメント・モリ
「いつかは必ず死んでしまう」
これは誰にも当てはまることで、誰だって知っていることです。
しかし普段何気なく暮らしていて、いつか死んでしまうということを強く意識することは少ないでしょう。
死に直面するような経験というのはしょっちゅうあるものでもないので、多くの人が実感できずにいるのです。
「自分もいつか死んでしまう」ということをきちんと実感できたとしたら、どうなるでしょう。
きっとその人の物の見え方はまた変わってくるのではないでしょうか。
やりたいと思いつつも一歩踏み込めずにいたことに挑戦できたり、当たり前に感じていたことが有難く思えたり。
そこからただの日常も如実に変化していくのではないでしょうか。
そういった意味で「Memento Mori」は古くから警句として言い続けられているのです。
どこにでもある日常が映し出されていた意味は
映像の中でメンバーはそれぞれどこにでもあるような日常を過ごしていました。
これは楽曲に込められたメッセージとあわせて、その日常もかけがえのない時間だということを物語っているのではないでしょうか。
楽曲に込められたメッセージは極めて前向き
そしてもう一つ気になるのは歌詞の内容に対して明るく感じる曲調。
しかしよく聴いてみてください。
確かに重いテーマではありますが、歌詞の中に描かれていたのは暗い内容ではありません。
「Memento Mori」という言葉もこれと同じです。
重いテーマではあっても、それを知ることでより良い人生にしていけるという趣旨のもの。
その曲調にも矛盾はなく、楽曲に込められているメッセージは極めて前向きなのです。
ここまで来ると歌詞の全貌も気になってくるところ。
続けて歌詞も解釈していってみましょう!