『空洞です』ゆらゆら帝国の名盤！アルバムの内容を解説！テーマは〇〇！？映画主題歌収録♪

「空洞です」のアルバムに収録されているこの曲『美しい』は、映画の挿入歌として使用されました。

園子温という人の存在を知ったのはいつだっただろうか、と記憶を巡らせると、偶然にもゆらゆら帝国が世に大きく躍り出た頃だったように思い出しリンクしました。

ミニシアターの一角にあった目を惹くフライヤーに映し出されいたのが園子温監督の作品との始めての出会い。

当時の私はピンク映画スレスレのインディーズものや実験的に作られた映像にとてもハマっていたせいか、園子温作品も正直直球ストライクでした(笑)。

現在世に広く知られている代表作といえば、「ヒミズ」「凶悪」「新宿スワン」などでしょうか。

ありきたりな言葉ですが『枠にはまらない』という共通点が、園子温作品とゆらゆら帝国の音楽を交えたようにも感じるのです。

「空洞です」が主題歌・挿入歌となった「愛のむきだし」（2008年）はベルリン国際映画祭など数々の映画際で受賞しているようで、作品とともにゆらゆら帝国の音楽も世界で大きな話題に違いありません！

数々の受賞歴のある園子温監督の作品の中でも、この「愛のむきだし」はいわばインディーズからメジャーへと飛躍した作品といってもよいかもしれません。

日本だけではなく、世界からも注目を集めたこの作品の発するテーマは「愛」。

タイトルのまんまじゃないか、といわれそうですが、その「愛」のカタチを園子温監督の独特のエンターテイメント感満載で描いているから面白いのです。

私がとっても興味がわいたのは、実話がベースになっているということ。

監督の古い友人のハチャメチャなエピソードを数年後にふと思い出して作ったらしいのですが、ベースになっている友人らにとっては”マジ”なことばかりだそうで。

その特異な環境や取り巻く人間関係などのすごさには、ある意味ジェラシーを感じます(笑)

237分という衝撃的な尺の長さのためいろいろ問題もあったようですが、「無敵の純愛エンタテインメント」といわれているこの作品。

AAAのNissyこと西島隆弘さんや満島ひかりさんなどキャストも豪華！園子温作品で魅せる演技も見ものです！

「愛の虚しさ」や「無」を漂わせるアルバム「空洞です」の楽曲があわないはずはないですよね。

ゆらゆら帝国の名盤「空洞です」のテーマは「愛」「無」その傍にある「有」というのが私の答えとなりましたが、みなさんはこのアルバムを聴いてどんな風に感じたでしょうか。

「空洞です」ほかに「美しい」など、園子温監督の「愛のむき出し」という映画の主題歌・挿入曲となっているので、ぜひ映像に重なる彼らの音楽も味わってみて下さいね。

ゆらゆら帝国解散の翌年2011年、自身のレーベルから坂本慎太郎としてソロ活動を始めたヴォーカルの坂本氏。

ゆら帝の音楽とは全く違うという声もありますが、日本に留まらず世界各国でその音源を広め様々なアーティストとも絡んでいることから、彼の”やりたいコト”の中に”また別の新しさ”を発見できるかもしれませんね。