泣けるamazarashiなら「千年幸福論」
「千年幸福論」の歌詞が泣けると話題
「千年幸福論」はamazarashiの作る曲の中でも、泣けると話題になっている曲です。
生々しさと尖った部分、独特の世界観で人気が高いamazarashiですが、「千年幸福論」は誰が見ても泣ける歌詞が特徴です。
誰しもが一度は考えたことのある未来の話と、愛する人への思い。
amazarashi初のフルアルバム「千年幸福論」
ファーストフルアルバムは今も人気が高い楽曲が多数
「千年幸福論」はamazarashiのファーストフルアルバムとして、2011年11月にリリースされました。
CDは初回限定盤と通常盤の2タイプでの発売となっています。
今作はamazarashi初のアルバムということもあり、amazarashiらしさが感じられる曲が多く、バラエティ豊かという印象も。
amazarashiの持つ尖った部分もありながら、芯にある優しさも感じることができます。
現在でも収録されている曲の人気は高く、初期のamazarashiにしかない魅力に惹かれる人が多いようです。
収録曲の内容は以下の12曲、そして初回限定盤のDVDには「夏を待っていました」・「アノミー」・「クリスマス」のMVを収録。
1.デスゲーム
2.空っぽの空に潰される
3.古いSF映画
4.渋谷の果てに地平線
5.夜の歌
6.逃避行
7.千年幸福論
8.遺書
9.美しき思い出
10.14歳
11.冬が来る前に
12.未来づくり
出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%8D%83%E5%B9%B4%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E8%AB%96-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%9B%A4-DVD%E4%BB%98-amazarashi/dp/B005J7CRHI/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1517229223&sr=8-2&keywords=amazarashi+%E5%8D%83%E5%B9%B4%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E8%AB%96
初回生産限定盤には小説がついてくる？
今作最大の特徴は、初回限定盤に小説がついてくるというところ。
小説は詩集がセットになっているものであり、メンバーであり楽曲を手がけているボーカルの秋田ひろむの書き下ろしです。
小説と詩集の一部が音楽サイトで公開されるやいなや、amazarashiの持つ世界観に世間が釘付けに。
amazarashiにしか表現できない内容は、ぜひ初回限定盤を購入してチェックしてみてくださいね。
泣けると話題の歌詞を徹底解剖！
不変の何かを求めてしまう
この地上にあるもの全てが 時と共に形変え行くものならば
僕らが抱いている貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか
気まぐれに摘んだ たおやかな花は 見る影もなく醜く枯れた
そんな風に変わってしまうのかな とても優しいあなたも
出典: 千年幸福論/作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
この世にあるほとんどのものが、時と共に形を変えていくこと、これはもはや常識です。
空は時間によって色を変えますし、花は時間が経てば枯れてしまうものです。
形があるものは時の流れで少しずつ変化していくという常識、けれど変わってしまうことが恐ろしいことであることも、同時に感じることがあります。
綺麗な花はいずれ枯れてしまい、美しく咲いていたとは思えないほど、しなびてしまう。
世界が平等であるなら、優しいあなたもいずれこうなってしまうのだろうか。
優しいあなたではなく、なんでこんな風にと思ってしまう日が来るのだろうか。
時が経つにつれて変わることの恐ろしさ、そして変わって欲しくないという願い。
千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を
僕らは望んで止まないけれど そんなもの何処にありましょうか
出典: 千年幸福論/作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
不変のものを人間は求めて止まない生き物です。
永遠はないとわかっているのに、そこに永遠を見出そうとしてしまう。
愛情も友情も安心も幸福も、時と共に変わっていくなら、それは永遠ではないのです。
欲しくて欲しくて仕方のない千年続く何かを、求めては落胆し、そしてまた探そうとしてしまう。
永遠であることで不安な心を満たし、でもそこに永遠などないと知る。
変わらないものを望んでいればいるほど、儚い思いを知ることになるのです。
