Juliet「ナツラブ」の歌詞が良い!
2009年にJulietのデビュー曲としてリリースされた「ナツラブ」。
単純な恋人との別れを描く曲という考えを裏切り、時の経過と共に変化する複雑な乙女心が描かれます。
本作を聴けば聴くほど、歌詞を見れば見るほど、非常に素晴らしい歌詞だと感じるのです。
学生の頃の恋愛は時の経過と共に、素敵な思い出と変わります。
本作で描かれる心情の変化が、リアルな乙女心ではないでしょうか。
このリアルさが世の女性達の共感を呼び、多くの人に受け入れられたと考えられます。
またJulietの歌声が、聴いていてとても心地よい!
幅広い世代に支持されたのが、納得の仕上がりです。
Juliet「ナツラブ」の動画をYouTubeでチェック!
Julietの「ナツラブ」に登場するのは、ギャル系モデルのRemortです。
6人の演技がとても自然体で、本作の歌詞を上手に表現できています。
単純にギャル系モデルとひとくくりにして良いのか、と疑問を抱くほどのポテンシャル。
モデル以外にも演技もできる、こんな可能性を感じる6人です。
ただ、さすがに時の流れは速いもので、当時の流行がわかる出で立ち。
なんだかとても、懐かしく感じてしまう動画でした。
それではそろそろ、本作の歌詞を紐解いてみます。
あなたも「そう!そう!」と共感してしまう歌詞であるはずです。
どうぞ最後までお楽しみください。
Juliet「ナツラブ」の歌詞を解説!
学生時代のキュンとする恋愛を経験して、次第に大人の女性へとなる心境の変化。
あなたも同じような経験があるのではないですか?
学生時代の恋愛はいくつになっても覚えているもので、とても印象深く心に残ります。
そして学生時代の恋愛といえば、なぜか夏が似合いませんか?
夏休み中にはたくさんのイベントがあり、2人の関係を深める絶好の機会です。
ワクワクするお祭りや花火大会、ドキドキするデートや長電話。
振り返ると様々な光景が目に浮かびます。
夏のイベントが2人だけの秘密の時間をつくり、新学期が始まる頃にはベタ惚れ状態。
しかし学校に通い出すと、2人だけの時間であったはずなのにすれ違いが多くなります。
次第に心が離れていき、寒くなる頃にサヨナラ。
こんな結末を迎えて、当時は引き裂かれそうな悲しみに包まれます。
時が経つにつれて、お互いに成長していくとまた違った気持ちになるのです。
甘酸っぱい思い出
時間を止めて
そう願ってた
ジョーシキなんて
役に立たなくて
意味の無い事
教えないでよ
口ばっかの理想
出典: ナツラブ/作詞:Maiko.Hami 作曲:UTA
思春期を迎える頃は、とにかく反発心が強くあらゆる大人の言葉を受け入れません。
大人が放つ言葉で一番嫌いなのが、歌詞中に出てくる「ジョーシキ」。
今となれば大人が経験してきたことの助言であるとわかります。
しかし、当時は大人が描く枠に収められる気がして納得できません。
大人になりたいような、なりたくないような微妙な年頃です。
同じ目線
エスカレーター1段上で、
丁度同じんなる目線は
あのね、なんだかね。
すごく愛しくなって
キスをした。
出典: ナツラブ/作詞:Maiko.Hami 作曲:UTA
普段背丈が違い、2人の目線が並ぶことはありません。
このパートの歌詞がとても気に入っていて、胸キュンが止まらないのです。
エスカレーターの1段が、なぜか丁度2人の身長差とマッチしてしまいます。
見上げて瞳に映る彼の表情も好きですが、正面で目線が合うとドキッとするのです。
自然と気持ちが高ぶり、キスをする。
この気持ちとても良くわかります。
次第に
明日また会って
明後日も会って
そんなのが
当たり前だった…。
戻りたい場所がある
戻れないワケがある
眺めていた夏の終わり
出典: ナツラブ/作詞:Maiko.Hami 作曲:UTA
夏休み中は毎日会うのが日課になります。
しかし、その日課もあとわずかしか残されていません。
2人の行く末を感じているかのように、名残惜しい夏を振り返ります。
これまでの環境がそのまま続けば良いのですが、なかなかそうはいかないようです。
むなしく響く蝉の鳴き声。
彼女の胸に痛いほど突き刺さり、この先の不安を隠せません。