2015年9月にリリースされた、サカナクション11枚目のシングル「新宝島」は、サカナクションの楽曲の中でも一番と言ってもいいほど、気持ちの良いダンスチューン。ダンスチューンといっても、どこか昭和を感じさせるサウンドがこの曲の魅力です。
私はこの曲を初めてフェスで聴いたとき、あまりの楽しさに、重いリュックを背負っていたにも関わらず、思いきり踊ってしまい腰を痛めてしまいました…。
サカナクションのステージを観るときは、重たい荷物は置いて楽しんでくださいね!
多分、風。
じっくりと聴きたい!サカナクションの名曲5選
アムスフィッシュ
2008年1月にリリースされた、サカナクション2枚目のアルバム「NIGHT FISHING」に収録されている「アムスフィッシュ」は、水中を漂っているかのようなゆったりとしたサウンドが心地良い曲です。
アムステルダム、雲の切れ間で覗く魚…統一性のない言葉が並ぶのですが、なぜかそれが気になりません。夜、1人きりの部屋でヘッドホンで大音量で聴くと、日々の生活の中で溜め込んでいた自分の中の黒い感情を消し去ってくれるような感覚に陥ります。
ナイトフィッシングイズグッド
上で紹介した「アムスフィッシュ」と同じアルバム「NIGHT FISHING」に収録されている「ナイトフィッシングイズグッド」。
「自分はこれでいいのか?このままでいいのか?」そんな不毛なことを考え込んでしまって眠れない…なんて夜ありませんか?
しかし、どんなに自問自答を繰り返しても、夜は明けて朝が来ます。
1日頑張った自分にお疲れ様、とお休みの言葉をかけてくれているかのような、優しい歌詞に癒されます。
そしてハイテンポなライブ曲とはまた違った響きの、山口さんの声を楽しめるのも興味深いポイント。
伸びやかで穏やかで、そしてどこか切なさも孕んだ彼の声。
部屋の中で独りこの曲を聴いていると、それがまたすっと沁み込んでくるんです。
楽しさ一辺倒でなく、人を癒す力も持つ、サカナクションの音楽。
多くの音楽ファンに彼らが愛される理由が、少し分かるような気もするのではないでしょうか。