2006年5月にリリースされた、サカナクションのファーストアルバム「GO TO THE FUTURE」に収録されている「白波トップウォーター」の歌詞は、自分の中の葛藤や不安を描いています。
今の自分は人から見てどうなんだろう。立ち止まっていたら笑われる?このような思いにとらわれて、がんじがらめになってしまうことってありませんか?でも、人生って人に決められるものではありませんよね。
人からの評価に惑わされることなく自分のペースで歩き続けていこう。そんな前向きな気持ちにさせてくれる曲です。
三日月サンセット
上で紹介した白波トップウォーターと同じアルバム「GO TO THE FUTURE」に収録されている「三日月サンセット」は、不安定な若者の恋愛を描いた歌詞。
弱さを僕にみせる彼女のことを三日月に、その彼女の弱さを日々の隙間埋めに使うことで何とか自我を保っていた僕のことをサンセット(夕日)に例えています。
空を赤く染める夕日の中で、僕は彼女に何を言われるのか。彼女はいったい何を僕に言おうとしているのか。
様々な想像力が掻き立てられ、まるで小説を読んでいるかのような気分になります。
目が明く藍色
2010年3月にリリースされた、サカナクション4枚目のアルバム「kikUUiki」に収録されている「目が明く藍色」の歌詞では、夜明け前の空の色を藍色と表現し、うまく生きてこれなかった自分を重ねています。
自分の中のかっこ悪い部分、どうしようもない部分、全てが今の自分を作り上げています。過去の自分をせめたり、今の自分を嘆いたりするのではなく、ありのままを受け入れて生きていくことが大切なのではないでしょうか。
落ち込んでいるときにそっと背中を押してくれるような曲です。
またこの曲は楽曲を楽しむ際に、ぜひあわせてMVも見て頂きたい作品となっています。
日常にあるいろんなアイテムを、コマ撮りして次々と映し出すこの映像。
このような映像の撮影には恐ろしい程の労力がかかることも、皆さんにはお察し頂けるかと思います。
映像のファンタジー感や美しさが醸し出す、楽曲の独特な雰囲気。
こちらもまた、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
サカナクションの音楽の楽しみ方はあなた次第!
サカナクションの踊れる人気曲と、歌詞の世界観に浸れる名曲を5曲ずつ紹介していきましたが、いかがでしたか?
ライブやフェスで踊って楽しむ、1人でじっくりと世界観に浸る。音楽の楽しみ方としては両極端なのですが、サカナクションはどちらの楽しみ方でもリスナーを満足させてくれるバンドだと思っています。
ぜひ、あなたなりの楽しみ方でサカナクションの音楽を堪能してみてくださいね。
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最後に本記事とあわせてチェックして頂きたい記事を、2つご紹介致しましょう。
今回ピックアップしたのは、本記事でもご紹介した楽曲の歌詞を解説したものです。
サカナクション【新宝島】
まずこちらは【新宝島】の歌詞について解説した記事です。
映画「バクマン。」の主題歌になったこともあわせて、一大ブームを巻き起こした楽曲ともなりましたね。
どこまでも高揚感のあるサウンドの中、目標や新しいことに挑戦するドキドキ感を詰め込んだこの曲。
ぜひ歌詞の詳しい内容も、こちらの記事でチェックしてみては。
映画バクマンの主題歌 サカナクションの新曲「新宝島」の歌詞解釈 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
10月3日(土)から全国ロードショーとなった佐藤健・神木隆之介主演映画「バクマン。」その主題歌を手掛けるサカナクションの新曲「新宝島」に注目!その中でも今回は歌詞の解釈に注目してほしいです!