『片想いでいい』作詞・作曲の鬼龍院翔、2015年の自身のソロライブ「ひとり武道館」でも歌いました。
思い入れがかなり深いのでしょうね。女性への未練が『女々しくて』とは違った形で表現されているのも、この楽曲をひときわ目立たせているのかもしれません。
なぜ坂本冬美が『片想いでいい』をカバー?
アルバムは常にテーマやコンセプトがはっきり決まっており、開始当初はもっぱら演歌が中心でした。
しかし2009年の『Love Songs』以降は歌謡曲全般でテーマに沿ったものを選曲して作っており、ビリバンの『君に恋してる』のカバー曲はまさにそのアルバムに収められています。
一方、金爆のほうから坂本冬美に『片想いでいい』をカバーするのはどうかとの打診があり、以前から鬼龍院翔の才能を高く評価していた坂本にとっては渡りに船という状況。
それもいいちこのタイアップもあって2015年にはカバーするに至ります。
ちなみに『片想いでいい』の坂本冬美バージョンは、45枚目のシングルとなる『女は抱かれて鮎になる』のカップリング曲として2016年7月28日にリリースされました。
おわりに
このようにしていろいろ調べて行くと、「いいちこ」CMの結んだループは不思議なつながりをもって視聴者の元に届けられているのだと感じました。
シンガーにとって、ヒットソングに恵まれることは本当に光栄ないこと。一生巡り会えずに終わる、埋もれていく才能の中で、華々しく開花するものがあります。
ヒットソングを聞くということはまさにその瞬間に立ち会っているということなのですね。
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