自暴自棄気味な歌詞が特徴!「アブストラクト・ナンセンス」
ロック調なリズムがカッコいい!
「アブストラクト・ナンセンス」はロック調のカッコイイリズムで始まります。
歌っているのも高音パートをカッコよく調声できる鏡音リンを使用しているのが作品にマッチ。
思春期特有のささくれだった心情を叫んでるように歌っているのが特徴です。
歌詞に共感する人続出!
「アブストラクト・ナンセンス」の歌詞は暗い言葉やネガティブな単語が多い傾向にあります。
しかし視聴した感想の多くは心が救われた、歌詞が深いという声が多数。
何か思い悩んでいる人にとっては心に響く楽曲です。
アブストラクト・ナンセンスの歌詞考察!
これからの未来に期待が持てない
頭ごなしの机上の空論 首から下が空中分解
鉛で紡ぐ将来設計 論争のファンタジー
耳を澄ませばここだけの話 実はあの子はモノクロパペット
心の中で飼い慣らす主人 変数のシンフォニー
出典: アブストラクト・ナンセンス/作詞:押入れP 作曲:押入れP
歌詞2行目の言葉で未来を指すような言葉があります。
このことから歌詞に当てはまる人物はまだ人生の選択がたくさんある若者だと推測が可能です。
しかし歌詞1、2行目を見る限りあまり楽しい未来を思い描けていない様子。
心の場所というのは大体の人が胸のあたりにあるというイメージが強いかと思います。
しかし歌詞1行目を見るにこの歌の若者は頭しか残っていないようです。
それも自分の意志ではなく周りの意見や話を聞いたことが原因と考えられます。
おそらく周りの人が教えてくれる未来というのは一般的に言われている「幸せ」の一例でしょう。
しかし主人公は次々と詰め込められていく人生モデルにしっくりきていないようです。
そんな希望を見い出せない状態で、周りの友達は様々な噂話で心を躍らせている様子。
そんな嘘か本当かも分からない噂を広めている子を主人公は小馬鹿にしているようです。
歌詞3行目の人に操られている人形に例えているあたり自分の意志はないのかという想いも汲み取れます。
先に進みたくない
あー、ワタシに値札付けて
あー、人生も留年すんの待ってさ 四捨五入
出典: アブストラクト・ナンセンス/作詞:押入れP 作曲:押入れP
人には様々な評価基準があります。
信頼や生活態度、性格、お金や経歴…。
人によってどの点を重要視するのかは変わりますが、学生だと学力も1つの評価点でしょう。
この歌詞の主人公は、未来の選択に憂鬱な気分を抱いている若者ですから恐らく学生だと推測できます。
歌詞2行目では、希望が見えない未来へ進みたくないという気持ちの表れでしょうか。
歌詞2行目の最後の言葉には、ざっくりと分けられて自分はこの場でとどまっておきたい。
現状を維持したいという風にも考えられます。
鬱屈とした気持ち
くだらないね やめたくて 窓から顔出してさ
つまらないね あきてきて シぬ勇気もないでしょ
くだらないね やめたくて 手首に注射挿してさ
つまらないね あきてきて ケーキでも食って深呼吸してるんだよ
出典: アブストラクト・ナンセンス/作詞:押入れP 作曲:押入れP