『君への手紙/桑田佳祐』の歌詞に”手紙”は出てこない？！タイトルの意味や誕生秘話を徹底解剖！！

「君への手紙」は、映画「金メダル男」の主題歌のために書き下ろされた曲です。脚本、監督、主演は、ウッチャンナンチャンで知られるお笑い芸人の内村光良さんで、互いに兼ねてから親交があったため、内村さんから依頼があって作曲したという経緯があります。

内村さんが作品のDVDをつけて桑田さんに手紙を送ったところ、桑田さんから届いたのがこの曲だったのだとか。曲を聴いて内村さんはあまりの名曲に号泣したのだそうです。

映画「金メダル男」は、東京オリンピックの年に生まれた長野県出身の秋田泉一が主役のストーリーです。彼が「金メダル男」とよばれているその理由は、何においても一等賞を取り続けるから。

一等賞をとることの快感にとりつかれた主人公が体験する挫折と奮闘の人生を描いた映画なのです。

この映画のストーリーと映像を見て、桑田佳祐さんが作曲したことはまちがいなく、この主人公の生き方と、挫折にめげずに頑張る音楽リスナーの人たちへのメッセージが重なり、作曲されたものではないかと推察されます。

サザンオールスターズのリーダーとして1970年代から日本の音楽界をリードしてきた桑田佳祐さん。2010年代に入り、がん治療のためのブランクはあったものの、精力的にソロとして、サザンオールスターズとしても活動を続けています。

2017年にはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌を書き下ろしたことで注目されたほか、5枚目のアルバム「がらくた」をリリース、5年ぶりのソロコンサートツアーも開催中。全国10都市でツアーも行っています。2017年末の紅白歌合戦出演の呼び声も高く、今ますます注目されています。

いかがでしたか？2016年にリリースされた桑田佳祐さんの「君への手紙」について、歌詞や、タイトルの意味、誕生秘話など楽曲の詳細をご紹介しました。

「君への手紙」と題しながらも一切手紙のことが出てこない謎の歌と言われていますが、実は「手紙」とは、桑田さんからのリスナーへのこんな素敵な「歌」というメッセージ。そして、状況に負けずに頑張る人への応援歌だったんですね。

ぜひ今一度この素敵な名曲を歌詞や意味をかみしめながら聞いてみてくださいね。

現在も精力的に活動を続ける桑田佳祐さんは、70年代からの絶大なファンである中高年はもちろん、若い年齢層のファンも多く、現在開催されている全国ツアーも大好評とのことです。

そのツアーコンサートの中でも「君への手紙」は歌われることが予想されます。ぜひコンサートで生で聴いてみたいですよね。