加藤ミリヤの【この街のどこかで】はこんな曲
クリスタルボイスで聴かせる切ない恋愛ソング
加藤ミリヤといえばクリスタルボイスの異名を持つシンガーソングライターです。
そして作詞作曲の他、小説家やファッションデザイナーとしても活躍するマルチな才能の持ち主。
等身大の女性の気持ちを歌った恋愛ソングを得意とし、世の女性たちから絶大な支持を得ています。
そんな彼女の名曲は数多くありますが、今回は隠れた名曲といっても過言ではない1曲に注目してみました。
タイトルは【この街のどこかで】です。
“別れたけど忘れられない相手”との恋愛を切ないミディアムバラードにのせて。
恋愛を経験したことのある方なら1度はそんな相手と出会ったことがあるかもしれませんね。
こんなにも愛した人はいなかった、と未だに思い出して胸がきゅんとする方もいるでしょう。
そんな女性の想いを綴った楽曲です。
収録アルバム『Ring』とは
2009年にリリースした4枚目のアルバム
オリコンウィークリーランキングでTOP3内4週連続ランクインした。シングル・アルバム通じて自身最大の売上げを記録している。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Ring_(加藤ミリヤのアルバム)
『Ring』全曲はYouTubeでも聴ける♪
【この街のどこかで】の他には、リード曲である『Aitai』や名曲『This is Love』が収録されています。
さらに清水翔太とコラボレーションをしたシングル『Love Forever』等、人気曲を多数収録。
カップリングなしのアルバムということで、加藤ミリヤの楽曲を知らない方にもおすすめのアルバムです。
全曲聴いたことがないという方は、ぜひアルバムもチェックしてみてくださいね!
歌詞から見えてくる“昔の恋”。主人公が今思う事とは?
それでは、ここからは【この街のどこかで】の歌詞に迫っていきたいと思います!
歌詞に出てくる登場人物は主人公である女性と、「君」です。
主人公が、別れてもなお「君」に伝えたい気持ちとは一体どんなことなのでしょうか。
それでは早速いってみましょう。
今思い出しても胸が張り裂けそうな程の恋
すごく好きだった
今も張り裂けそうなほどの
懐かしいほろ苦い思い出
この街のどこか 偶然会えたらって
淡い期待をしてしまうけど
出典: この街のどこかで/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
冒頭の歌詞からわかるのは、主人公には未だ忘れられないほど好きになった相手がいたということ。
どれほどかというのは2行目のフレーズを見ればわかりますね。
張り裂けそうというのは、苦しさ痛みを感じるときに用いる表現でもあります。
恋愛をしている時には誰でも1度は経験したことのある感情ではないでしょうか。
相手を好きだからこそ、傷つき、胸が苦しくなるほどの辛さ…。
きっとそんな経験を主人公もしてきたのでしょう。
それを3行目のように思い出として懐かしんでいるのがわかります。
一体どんなほろ苦さがあったのでしょうか。
そして4行目と5行目に注目です。
主人公は思い出といいつつも、すごく好きだったあの人と偶然どこかで再会することを期待しています。
いつまでもその人のことを考え、「どうしているかな」と懐かしんでいるのです。
そんな、ありっこない偶然を密かに期待して。
終わってしまった恋愛ではよくある感情かもしれません。
読者の皆さんも、ふとまた会いたいなと思える相手がいたのではないでしょうか。