昔を思い出す
熱い恋に燃えていた2人
「最後に抱きあったのは」
「いつ頃だったかな?」
出典: 出逢いのチカラⅡ/作詞:Ken Kato 作曲:石田匠
今となっては頻繁にハグすることも無くなってしまった様子。
最後にそんなことをしたのはいつだったか、思い出すのも難しそうです。
しかし確かに最初は毎日のようにハグもキスもしていました。
お互いが恋に落ち、そして惹かれ合っていたのは事実です。
思い出せば思い出すほど懐かしく甘酸っぱい過去の話。
外野には止められないくらいの熱量があった2人ですが今やそれが嘘のよう。
すっかり落ち着いてしまって、なんともいえない関係になってしまっているのです。
近頃は下火に
「だって、素顔ばかり見てちゃ」
「なんとなくいまさら、だよね?」
出典: 出逢いのチカラⅡ/作詞:Ken Kato 作曲:石田匠
なぜ2人は近頃こんなにマンネリ化してしまっているのでしょうか。
それはあまりに素顔を見せ合いすぎたからでしょう。
付き合いたての頃は相手のことを知ることに必死です。
またそれが、非常に楽しくもあります。
しかし時が経てばそれだけお互いのことを知り、お互いに似てきます。
つまり双方に刺激が無くなってしまうのです。
そのため今更昔のように盛り上がるのもなかなか照れ臭いもの。
物足りなさを感じながらも、そこから脱せないという煮え切らない状況です。
2人に足りないものとは?
かけがえのないこと
「きっと、近すぎて」
「かけがえのないこと」
「忘れてたりするのかも」
出典: 出逢いのチカラⅡ/作詞:Ken Kato 作曲:石田匠
なんとなく刺激のない毎日。
そこで2人は気付きます。
「お互いの距離が近すぎるのではないか?」
マンネリ化すると、大概は相手への不満なども溜まりやすくなるものです。
「昔はもっとこうしてくれたのに…。」「今はつまらない。」
などといった不満がどんどん出てきます。
しかしこれは自然なもので、相手も自分も悪くありません。
むしろそう思わせるのは普段の距離の近さなのです。
本当はかけがえのない人なのに、なぜかないがしろにしてしまいそうになる。
それがマンネリ化の怖いところだと、2人は気づきます。
実は大切なお互いの存在
たいせつな
ことはなにより いまもまだ
そばにいること
出典: 出逢いのチカラⅡ/作詞:Ken Kato 作曲:石田匠
2人はお互いのことを嫌っているわけではありません。
ただ長年の付き合いの中で、刺激が無くなっていただけです。
付き合って今日までの間、2人が歩みを共にしたのは紛れもない事実。
今この瞬間まで、2人は思いやって生きてきたのです。
当然、仲の悪い人とはこんなことは出来ません。
知らず知らずのうちにいて当たり前になっていたお互いですが、実は大切な存在。
改めて2人はそれを実感したようです。
当たり前だと思わずに
昔があるからこそ今がある
その優しさを体温(ぬくもり)を
あたりまえだと
思ったら その瞬間になにもかも
見失うから
出典: 出逢いのチカラⅡ/作詞:Ken Kato 作曲:石田匠