ニューウェーブ旋風へのシンパシー
デビッド・シルビアンなどとも交流
YMOはイギリスの音楽シーンを席巻するニューウェーブ・ミュージックにシンパシーを感じていました。
それにイギリスの音楽家たちやファンが呼応します。
特に絶大な人気があったJAPANのデビッド・シルビアンなどがYMOのメンバーと交遊を深めます。
YMOはイギリスのシーンと会話するように音楽を紡いでいったのです。
YMOの進化
変わり続けた5年間
「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」「増殖」は大ヒットしました。
しかしYMOは「BGM」というアルバムで国内の売上を一時落とします。
これはメンバー自身が意図した結果です。
彼らはファンをふるいにかけてでも自分たちの音楽性、前衛性を高めました。
いまでは「BGM」は「ハードコア・テクノの元祖」と英国の音楽誌「NME」が断言しています。
またさらに後年シングル「君に、胸キュン。」とアルバム「浮気なぼくら」で大ヒットを飛ばします。
「浮気なぼくら」はその後の日本の歌謡曲の雛形になりました。
YMOは5年という短い活動期間でありながら進化、変化、深化し続けたのです。
まとめ:「ライディーン」はYMO不滅の代表曲
浮世絵のような普遍性を持った音楽
YMOは先述の通り、1983年に一度「散開」と称して解散します。
2010年、江崎グリコの「ポッキー」のCMでYMOのメンバーが「ライディーン」を演奏して話題になりました。
YMOとファンにとって「ライディーン」はそれほどに特別な曲なのでしょう。
この先、おそらく何十年も新鮮な驚きで聴き継がれる名曲が「ライディーン」です。
2018年に結成40周年を祝して全アルバムが巨匠ボブ・ラディックによってリマスタリングされました。
いまこそYMOの足跡を振り返ってテクノ・ポップの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?
浮世絵が世界に与えた影響と音楽で並びあいたい。
メンバーの自信と自負が見事に結晶した音楽がここにあります。
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