今はまだまだ 人生を語らず
目の前にも まだ道はなし
越えるものは すべて手さぐりの中で
見知らぬ旅人に 夢よ多かれ
越えて行け そこを
越えてゆけ それを
今はまだ 人生を 人生を語らず
出典: 人生を語らず/作詞:吉田拓郎 作曲:吉田拓郎
「人生を語る」とは、「俺の人生ってさぁ〜」とわかった風に枠にはまる状態を指します。
「俺はまだまだやれるぜ」というように、限りない成長欲求と向上心を持って生きるべきだと呼びかけています。
「越えてゆけ」に続く、「そこ」や「それ」とはおそらく目の前に立ちはだかる壁や自分で作ってしまった限界のことではないでしょうか。
この歌詞の凄いところは、もう創作から40年以上も経つというのに時代や古さを全く感じさせないことです。
それだけこの「越える」というテーマが人間にとって重要で意味のあることだからでもありますが、拓郎さんの生き方は時代を超えてかっこいいということでもあります。
堂本剛がカバーして話題!
吉田拓郎が絶賛
「人生を語らず」はKinKi Kidsの堂本剛さんがカバーしたことでも話題となりました。
そのカバーについて、剛さんの師匠でもある拓郎さんが大絶賛しています。
「人生を語らず」は多数のアーティストにカバーされていますが、拓郎さんの認めたものはなかなかありません。
拓郎さんによると、拓郎さんが演ったのと同じように「人生を語らず」を演奏しても拓郎さんは越えられないとのことです。
また剛さんについても、拓郎さんとは違ったアプローチでカバーすることにより新しい解釈をしていると述べています。
まさに大絶賛ですね!
コードはこちら♪
シンプルなコード進行に、パワフルなメロディーライン
拓郎さん本人も2フレットにカポタストをはめて演奏しています。
難しいコードはなくシンプルで演奏しやすい曲だからからこそ演奏者の実力や個性が出てしまいます。
とはいっても良い曲なので難しく考えずに演奏を楽しみたいものですね。
さいごに
まさに心に染み入る深い歌詞ですね!
数々の批判を物ともせずに進んできた拓郎さんだからこその説得力があります。
「人はこうあるべきだ」というお手本にしても良いという点で、哲学的ともいえる内容です。
どこまでも越え続けて、いつか人生を語る日は来るのでしょうか?
それもまた、楽しみですね。
拓郎さんの楽曲は様々なアーティストによってカバーされています。
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