「花の匂い/Mr.Children」の歌詞の深くて重いテーマとは？映画との関係も！動画あり♪

またこの「花の匂い」は、「魂」や「再生」を歌っている歌でもあります。

サビには、「永遠のさよなら」そして「本当のさよなら」という出だしに対して、「呼吸」という対照的な言葉を持ってきています。

さよなら＝死

呼吸＝命

呼吸が止まることが死を迎えるということ。

でも、私にはあなたの呼吸が聞こえる。また会いに来てくれる。

別の姿で、でも同じ微笑みで。

転生を思わせるこのフレーズ、涙なしでは聴くことが出来ません。

もう一度逢いに来て欲しいと切実に思う心を切なく歌い上げています。

この曲は、父を亡くした桜井和寿がその時の想いを曲にしたものだと言われています。

この曲のレコーディング中に、ドラムのJENこと鈴木英哉が、感極まって泣いてしまったというエピソードもあります。

父への想いを歌にしたということですが、それを万人への歌という形に昇華させてしまうところが、桜井和寿の素晴らしさ。

誰かの事を想い、愛する気持ちはだれもが持っていて、そしてまたその別れの悲しさ、辛さをだれもが知っている。

だからこそ、この曲が心を打つのだと思います。

「花の匂い」が収められたアルバム「SUPERMARKET FANTASY」は、2008年に発売されたオリジナルアルバムで最高の売り上げを記録しています。

発売4週で100万枚を超えるミリオンセラー。

そして「HANABI」「エソラ」「旅立ちの唄」など名曲の数々を含むこの名盤のトリが、この「花の匂い」になります。

この曲の終わりは、美しいギターの旋律と、それに続くピアノ。

余韻を残した感動的な終わりで、このアルバムを締めています。

何度も何度も聴きたくなる感動の名曲です。

A post shared by @children.sk on Oct 28, 2017 at 10:10pm PDT