映画「劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇」
劇場版第二弾
カミナの死を乗り越えた大グレン団は、なんとか螺旋王四天王を撃破します。そして王都テッペリンに迫ります。
獣人軍との激戦を繰り広げながら、シモンは螺旋王ロージェノムと対峙。壮絶な死闘の末、なんとか勝利します。
そのテッペリン攻略から7年の時が経ちます。
地上を取り戻した人類はあっという間に文明を築き、素晴らしい繁栄を誇ります。
終わる事のない平和に思えた日々。
人間の探求心は地上にとどまることがなく、宇宙にまで手を伸ばします。
すると、正体不明の敵が現れ、人間たちは瞬く間に壊滅の危機に襲われることに。
抵抗もむなしく、誰もが「絶対的絶望」に打ちひしがれたとき、再び彼らは立ち上がります。
シモンと、大グレン団の最後の戦いの火ぶたが切って落とされたのです……。
イメージしたのは、登場キャラクターの一人
この映画のキーパーソンであるニアという少女。
「涙の種、笑顔の花」は彼女をイメージして作られた曲なのだそうです。
ニアは、螺旋王ロージェノムの娘。父親に捨てられたところをシモンたちに救われ、仲間になります。
カミナを失ったショックから立ち直れずにいるシモンのそばに居続け、そっと励ます優しい少女です。
ちょっと空気の読めないところもあるけれど、自分の意志と信念を決して曲げない強い一面もあります。
MVはこちら
「グレンラガン」シリーズの大ファンである中川翔子さん。
彼女はグレンラガンという作品に出合ったことで、自身の性格が変わったのだと語ります。
自らをネガティブだと感じていたのが、ネガティブだからこそポジティブさを感じられるようになったそうです。
「空色デイズ」というグレンラガンのテレビアニメ主題歌も歌っていて、歌を歌う楽しさやこれからの目標も生まれたのだとか。
グレンラガンシリーズを締めくくる作品の最後を飾るこの曲、実は13回も歌詞の書き直しが行われ、アレンジの変更も何回も重ねられたそうです。
昔ならばただ緊張して歌をこなすだけだった彼女も、積極的に歌や歌詞の構成について意見をしていきました。
そうした能動的な行動ができるようになったのも、グレンラガンを通して身についたのだそうです。
スタッフも中川さんも一丸となって、悔いを残さず、一生モノになるような作品に仕上げようと努力したのですね。
中川翔子さんの凛とした歌声が印象的なこの曲、ドラマチックなサウンドと世界観が見事にマッチしていますよね。
一度聴いたら忘れられないメロディは、つい口ずさんでしまうような魅力があります。
歌詞を徹底解釈!
小さな涙の種
この胸に あの日 君が蒔いた
小さな 涙の種
いつか 大きな 笑顔の花
咲かせる その日まで
出典: 涙の種、笑顔の花/作詞:meg rock 作曲:黒須克彦
かつて涙することがあった事も、いつか笑顔に変わると信じたあの日。
小さな涙の種をそっと大切に胸にしまいます。
明日へと向かうよ
めまぐるしい毎日の中でも
時々 不意に巻き戻してる
あの先もずっと君といられたら
もしもの未来
どこにもいない姿を
どこにいても感じたまま
今日も同じ空の下で
明日へと向かうよ
出典: 涙の種、笑顔の花/作詞:meg rock 作曲:黒須克彦
めまぐるしく過ぎてゆく日々。
ふと立ち止まってあの日を思い出してみる。
「もしも」を考えても仕方のない事はわかっているけれど、考えずにはいられない。
どこにもいないはずなのに、何をしていてもその存在を感じてしまう。
君は隣にいない。それでも明日を目指すのです。
ここにいるから
繰り返す言葉は
そぅ まるで 心をとかすように
僕に今 語りかけるんだ
愛しい その声で
この胸に あの日 君が蒔いた
小さな 涙の種
いつか 大きな 笑顔の花
咲かせる その日まで
ここにいるから
出典: 涙の種、笑顔の花/作詞:meg rock 作曲:黒須克彦