今も昔も変わらぬコアなファンを持つ歌手・長渕剛の「ひとつ」とは?
1977年のデビュー以来、シンガーソングライターとして数々のヒット曲を世に出してきた長渕剛。
歌だけでなく俳優業もこなすなど多才で、多くのコアなファンがついていることでも有名です。
破天荒でワイルドな性格と言われる一方、温かみのあるメッセージがこもった歌を何曲も作っています。
その歌の内容はいつも真摯で心に響くため、人生の節目で歌われることも多いのです。
今回ご紹介する「ひとつ」も、相手に寄り添って優しい言葉をかけているような歌で、ウェディングソングとしてよく選ばれています。
結婚式で流れる長渕剛の曲と言えば…?
やはりこの名曲!
結婚式でBGMとして使用されたり、ゲストが歌ったりする長渕剛の楽曲として最も有名なのが「乾杯」です。
一般的なウェディングソングのランキング調査結果でも、1位を含め必ず上位に入っています。
男性ファンの多い長渕の曲だけに、新郎側の希望で使われることが多いようですね。
新しい道を歩き始める人を祝福する歌詞なので、結婚式だけでなく卒業式で耳にした人もいるのではないでしょうか。
この曲はもともと1980年に発売されたアルバム「乾杯」に収録されていたものです。
当時からライブなどではよく歌われており、ファンから高く支持されていたことから再録音され、1988年にシングルとして改めて発売されました。
それがきっかけで広く知られるようになり、オリコンの週間チャート1位や1988年度の年間チャート5位を記録するなど大人気を博します。
この曲も結婚式に人気です
長渕剛の歌の中では他に「しあわせになろうよ」も、結婚式でよく使われています。
これは「乾杯」と同じく、アルバムからシングルカットされた曲です。
2003年に本人のシングル、また2004年には長渕剛を敬愛する若手ミュージシャンたちとコラボした'04ヴァージョンを発売しました。
こちらにはZEEBRAを中心に、ゆずの岩沢厚治、ギタリストの押尾コータローなど実力派が多数参加しています。
歌詞は、タイトルの通り2人で一緒に幸せになろうと語りかける内容で、まさにウェディングソングにうってつけです。
また、ギターの弾き語りがよく似合うスローでおだやかな曲調も、しみじみとした感動を呼びます。
鉄板のウェディングソングを凌ぐかもしれない「ひとつ」の歌詞とは?
始めはしんみりと…
ひとりぼっちにさせてごめんね
もう二度と 離さない 離れない 離したくない
君によりそいそばに 生きるよ
出典: https://twitter.com/Z3BlbVIZHwL4o14/status/839800804521328641
出だしから、相手の人とずっと一緒にいたいという思いが語られています。
今までは寂しい思いをさせたけれど、これからは一緒に生きていこうというメッセージは結婚式にぴったりですね。
最初のラインの「ごめんね」という優しい言葉遣いも、普段の長渕剛のイメージより、ずいぶんとソフトな印象を受けます。
こんな内容を強面の男性に歌われたら、女性は誰でも思わず感動してしまうでしょう。
ひとつになって
ずっといっしょに共に生きる
ひとつになって
君と生きる共に生きる
出典: https://twitter.com/kuni1ban/status/582169846437167106
中盤に差し掛かるこの部分でも、繰り返し「一緒に生きよう」と言っています。
タイトルの「ひとつ」とは、愛する人とひとつになるという意味だったのですね。
いつまでも離れることなく、相手に寄り添っていくこと、それがひとつになるということなのでしょう。
結婚は、嬉しい時も悲しい時も生涯を共に過ごすという決意の表明ですから、こちらもウェディングソングとして最適と言えます。
月の雫が涙に揺れて海に光る
逢いたくて逢えなくて
それでも僕は捜した
出典: https://twitter.com/kuni1ban/status/582169846437167106
結婚という嬉しいゴールの前には、なかなか会えなくて寂しく思う時もあったことをうかがわせる歌詞ですね。
辛くて思わず泣いてしまうこともあったのでしょう。
でも、だからこそ結婚してひとつになることに大きな幸せを感じられるのかもしれません。