【Street Story/HY】大ヒットアルバム「Street Story」収録！ライブ動画あり♪

今回紹介していくHYの「Street Story」。

まずは、そのタイトルの意味を考えてみましょう。

「Street」は直訳すると「通り・街」という意味があります。

地元である沖縄を中心に、そこから全国へとその音楽を発信している彼らにとって、故郷の景色はとても大事なものではないでしょうか。

それは、ポップでキャッチーでありながらも沖縄を感じるサウンドやタイトルにも表れていて、しっかりと自分たちの音楽へと昇華しています。

つまり、「Street」とは彼らにとっての故郷の景色を意味しているのではないでしょうか。

そして、「Story」ですが、こちらは直訳すると「物語」という意味になります。

地元を大事に活動してきた彼らが全国区になっていくまでの軌跡は、まさに1つの物語と言えるでしょう。

このように総合して考えてみると「Street Story」というタイトルは、「故郷の景色を大事にしながら活動してきたHY自身の軌跡」を意味していると考えられます。

それでは、次にそんな意味を持ったこの楽曲が収録されたアルバムに迫っていきましょう。

「Street Story」は、2003年4月16日にリリースされた彼らの2枚目のアルバムである「Street Story」の12曲目に収録されています。

さすが同名のタイトルだけあって、重要な最後の曲に位置づけられていますね。

そして、このアルバムこそHYの音楽が全国区になったアルバムと言っても過言ではないでしょう。

それほどの大ヒットを、このアルバムは成し得ているのです！

どれくらいの大ヒットかと言えば、それを象徴しているのがオリコン初登場1位からの4週連続1位という快挙です。

これは、浜崎あゆみの「Duty」というアルバム以来ということで、時代を象徴するアーティストである彼女と肩を並べるほどと考えるととてつもない大ヒットであることが分かりますね。

しかも、彼らはこのアルバムをメジャーでリリースしていないのです！

ここで突然ですが、沖縄の有名なバンドと言えば、皆さんはどんなバンドを思い浮かべるでしょうか？

BEGINやMONGOL800、ORENGE RANGEなど様々なバンドが沖縄から旅立っています。

その中でも、今回注目したいのはMONGOL800です。

彼らもHYと同じく、インディーズにも関わらず大ヒットを出したバンドなのです。

むしろ彼らの方がHYよりも先輩なので、その後を追った形になりますね。

沖縄という独自の音楽シーンが注目されていた時期でもあり、その波を上手に乗りこなした彼らはミリオンセラーまで達成し、その名を全国区へと押し上げたのです。

それでは、このアルバムの他の収録曲も見ていきましょう。

「Street Story」はもちろんのこと他にも名曲がしっかりと名を連ねています。

まずは、HYと言えばこの曲！

この楽曲は、多くのアーティストにもカバーされていて、きっと一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

むしろ、この楽曲が「スペースシャワーTV」のパワープッシュに選ばれたことや、その他、数多くのパワープレイを獲得したことで、その名を一気に全国区にしたと言っても過言ではないでしょう。

男女ボーカルの良さをしっかりと引き出し、曲の中盤ではラップも取り入れるなど、HYにしかできない音楽がこの1曲にしっかりと凝縮されています。

耳馴染みの良いメロディーに加えて、シンプルでまっすぐな歌詞も印象的で、歌いやすくカラオケや着うたなどのランキングで常に上位にランクインしています。

それは、今の時代でも変わらないのではないでしょうか。

さらには、2012年に放送されたNHKの連続テレビ小説である「純と愛」の劇中曲にも使用され、沖縄を舞台とした物語とも上手くマッチしていると話題になりました。

このように、リリースから時が経っても色褪せずに世にその音楽を広く受け入れられているのが彼らの魅力ではないでしょうか。

そして、2曲目に収録されたこの曲も外せません！

2曲目に収録されたのは「隆福丸」という楽曲です。

この楽曲は、ボーカルを担当している新里英之の祖父の所有する船の名前をタイトルにした楽曲です。

海や港をイメージできる船の名前をタイトルにするなんて、何とも沖縄ならではという感じがしますね。

まっすぐに夢を追っていく歌詞の世界観や幸せを掴み取っていくようなそのタイトルは、とてもポジティブでリスナーの背中を強く押してくれる1曲に仕上がっています。

この歌詞に関しては、別記事として掘り下げているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。