古き良きメロディー「キンモクセイ」
懐かしいサウンド
2000年代前半にブレイクしたバンド「キンモクセイ」。
昭和歌謡を彷彿とさせる懐かしいメロディーで多くのファンを獲得していましたね。
2002〜05年までアニメ「あたしンち」の主題歌「さらば」も担当していました。
当時小学生くらいだった方はこの曲をよく聴いていたかもしれません。
現在は活動休止中
素敵な曲を世に送り続けていた「キンモクセイ」。
しかし残念ながら2008年以降活動を休止しています。
2017年の「livedoor NEWS」にその当時のことが記事になっていました。
ボーカル兼キーボーディストの伊藤俊吾さんは精神を病んでしまっていたそうです。
爆発的なヒットで人気を博した「キンモクセイ」はスランプに陥ってしまいました。
売り上げも下がり、メジャーだったこともあるので上からのプレッシャーもあったのでしょう。
その後1年の休養期間を経て、少しずつ音楽活動を再開。
現在はソロで弾き語りライブをしたり音源制作をしているとのことでした。
2016年にはソロアルバム「四畳半レコード」を発表しています。
残りのメンバーは他のアーティストのサポートなどをしているようです。
大ヒットソング「二人のアカボシ」
人生を変えた1曲
良くも悪くも彼らの運命を変えた1曲、それが「二人のアカボシ」でした。
2002年1月9日に発売された「キンモクセイ」の2ndシングルだったこの曲。
週間オリコンチャートで最高10位を獲得しました。
その勢いのままに彼らはその年の「紅白歌合戦」にも出場。
一躍時の人になりました。
ジャケットは国民的キャラクターのオマージュ?
MVでもラーメンが大活躍
丁寧なラーメン調理描写
「二人のアカボシ」はMVも印象的な作品でした。
なんとMVの舞台もラーメンの屋台なのです。
メンバーの演奏と交互に流れる屋台のシーン。
ある女性がラーメンを注文するところから始まります。
そこから曲の中盤まではひたすらラーメンの調理シーンが流れるのです。
ラーメンが出来上がるまでは大分シュールな仕上がりになっています。
メンバーのみなさんはクールに演奏しているので余計にその空気が強まっていますね。
彼女が流した一筋の涙
曲が終盤に入るとついにラーメンが完成します。
美味しそうに食べる女性。
器をもって思い切りスープをすすります。
しかし何故かその目には涙が。
ラーメンを食べ終えて女性はその場を立ち去ります。
一仕事終えた店主はたばこを一服。こうしてMVは幕を閉じます。
この女性は何故涙を流していたのでしょうか。
それはこの映像が始まる前に起きた出来事のせいなのかもしれません。
これを踏まえて次は歌詞を考察していきましょう。