「fiction escape／KEYTALK」の歌詞の意味が深い！収録アルバム＆コードも徹底解説！

「fiction escape」は2013年3月6日に発売されたアルバム『ONE SHOT WONDER』に収録されている曲です。

『ONE SHOT WONDER』はオリコンチャート52位を獲得しました。

イントロのベースが印象的なサウンド。KEYTALKのダンサブルな魅力を堪能できる楽曲です。リズムの変化を楽しめますね。

それでは「fiction escape」の世界を見ていきましょう。

曲のタイトルにもなっている「fiction escape」とは何のことでしょうか。

「fiction」は作り物、架空のこと。「escape」は逃避。ということは「fiction escape」は直訳すると「作り物で逃避すること」。

ここでいう作り物とは、現実から逃避するための自分のだけの場所といった感じでしょうか。

現実でつらいことがあれば想像上の世界に逃げ込むことがありますよね。そんな状況を歌っているのではないでしょうか。

だれでもそんな逃げ込む場所を持っていますよね。

趣味に没頭したり、自分の部屋でひっそりと過ごしたりして羽根を休めているのです。次に飛び立つことが出来るように。

どんなに強い人だって時には休みたくなります。ずっと走り続けることはどんな人だってできません。

３年前に夢見ていた未来をずっとずっと追いかけてきました。諦めそうになってもどうしても手放すことができなかった未来。

その未来が現実になりつつあります。

KEYTALKがバンドとして頑張ってきたことを歌に込めているのでしょうね。売れないときには輝く未来を想像していました。

その未来を実現しようとして、もがきながら一歩一歩生きてきたのです。

誰でもがきながら生きていますが、「自分だけもがいている……」とつい思いがちです。

そんな時は誰でも大変なんだということが分かれば、もう少しがんばれますよね。

自分の望む未来や風景は自分の筆で描くのです。

誰もあなたの望む未来へは連れて行ってくれませんから。

自分の足で近づくしかないのです。

23年間の人生から3年経って26年間の人生です。この3年間でさらに人生が進んできました。

23年間では人生経験はまだまだと歌っていますね。

その23年間を裏切るぐらいの熱量で、26歳以降は不安に晒されながらも進む決意を感じます。

不安を吹き飛ばしていくような勢いです。

3年前に想像した「fiction escape」がやっと今現実になりました。

ここでは「fiction escape」＝「夢に見た未来」ですね。

この「fiction escape」を想像上で終わらせないように3年間頑張ってきたのです。

自分で目標を作ってそれに向けてコツコツと頑張ってきました。そうして、やっと花が咲いたのです。