舞台は廃工場でしょうか?
熱の込められた演奏を繰り広げるメンバーと、その姿を見つめるもう一人の自分。
最後は見ていたもう一人の自分にそれぞれ楽器を託して去っていきます。
そんななんとも意味深な内容。
その真意はわかりませんが、メンバーの演奏シーンはやっぱりカッコイイですね!
「罠」の歌詞を紹介
閉ざされた心
絶望は甘い罠 鎖されたその扉
心が戦場だから誰にも救えない
出典: 罠/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
ここで描かれるのは、辛い体験をきっかけに心を閉ざしてしまった人の様子でしょう。
心を閉ざしてしまった人を傍から救うことはできないと言っています。
いえ、手を差し伸べることはできると思うんです。
ここで歌われているのは、最終的にまた前を向けるかどうかは本人次第ということではないでしょうか。
ガンダムを彷彿とさせる歌詞
ゼンマイの心臓が運命に操られ
ブリキの兵隊達は殺戮を始める
出典: 罠/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
「ゼンマイの心臓」「ブリキの兵隊」はガンダムを彷彿とさせますね。
「運命に操られ」の運命とは、パイロットのことでしょうか。
アニメの内容を考えて制作されていることが伝わってくる部分ですね。
その表現も独特で、THE BACK HORNらしさも損なわれていませんね。
その感覚を忘れてはいけない
命さえも玩ぶのか 壊れかけたおとぎの国で
胸の奥に走る痛みをどうかずっと忘れぬままで
出典: 罠/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
戦争は命を弄ぶ行為だというように、その無益さを訴えています。
命が失われていくとき、私たち人間はきっと胸が痛くなるはずです。
ここでは、その感覚を決して忘れてはいけないと歌われています。
その痛みは私たちに大切なことを思い出させてくれるものなのでしょう。
歌詞に込められた教訓
ざっと一番の歌詞だけ見てみましたが、ここだけでも教訓のようなものがいくつかありました。
「最終的に前を向けるかどうかは本人次第」
「その胸の痛みを忘れてはいけない」
いずれも、人として大切なことのように感じます。
作詞を担当した菅波栄純も、そのキャリアの中で様々な経験をしてきたのでしょうね。