特別な「魔法」を使うことを諦めたことで、迷いがなくなった印象ですね。
そして、ひたすらゲームをプレイし進める「真っすぐな信念」が伝わります。
現実世界でも、限られた状況下の方が案外、優れた思考を生み出す環境であることが多いです。
そして今度は、自ら落胆していたあの「呪文」を唱えます。
「冒険の始まりは僕の中の
-ここじゃないどこかへと行ってみたい気持ち- だから
どんなに険しい道にはばまれようと
その気持ちこそが僕の唯一の魔法だよ」
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
1番のサビでは「君」が主語でしたが、2番のサビでは「僕」が主語に置き換わっています。
この呪文が主人公の中で確信に変わっていることが伺えます。
最初は「そのままの自分では無力だ」と感じていたけれど、挑戦するうちに自信に満ちています。
初めて何かに挑戦する時は、どうしても実績がないので自信がないものです。
でも、こうやって何度も積み重ねれば少しずつ成功経験は増えます。
そして、そのうち応援してくれる人にも出会います。
これらは揺るがない自信を与え、困難を突破するエネルギーを生み出すのではないでしょうか。
もし何かに挑戦してめげそうな人は、まずは継続してみることが大切な気がします。
特別な能力などなくても、努力は決して裏切らないのだと思います。
長いゲームになりそうだ
僕は向かっている
ここじゃないどこかへと
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
最後に、これから続く長い挑戦を予期します。
ところがそこにネガティブな要素は見受けられません。
主人公は自分自身が変化している実感を得ているように感じます。
何かを一生懸命頑張る人はとてもキラキラして素敵だと思います。
きっとこの主人公も、キラキラと輝いた目をしているのではないでしょうか。
弾き語りのためのコードをチェック
Aメロ
A EonG# F#m C#monE
「おはよう」さあ始めようか
D AonC# D E
ゲーム開始のファンファーレ
A EonG# F#m C#monE
消えた宝の地図を右手に
D AonC# D E
こん棒左手に出発だ
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
ベース音を下へスライドさせていく、安定的なコード進行になっています。
このため、ピアノの場合は左手の動きが非常に分かりやすいです。
あとは右手の押さえ方だけ決めれば、歌に集中しやすいのではないでしょうか。
A EonG# F#m C#monE
「すすむ」「にげる」「たたかう」ボタン
D AonC# D E
何度も選択していくうち
A EonG# F#m C#monE
辿りついた いばらのダンジョン
D AonC# D E A
険しい道にはばまれるの巻
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
Aメロの後半は、同じコードの繰り返しでもリズムの取り方を変えてみましょう。
前半はファンファーレ風に豪華に、後半は流れ重視のカッティング風になど、メリハリがつけられるといいです。
Bメロ
F#m
何度もトライ
Faug
してもコンティニュー
AonE D#m7-5
魔法くらい使えないか?と
DM7 D#m7-5
僕の呪文の書を見ると
AonE E
こう書いてあるんだ
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
ここでもベース音は下へスライドする動きですが違う点があります。
先ほどは1音ずつの動きがメインでしたが、今度は半音ずつ下がっていきます。
いくつかあまり見慣れないコードが出てきましたので、確認しましょう。
FaugはF(ファ)、A(ラ)、C#(ド#)で構成する和音で、ルート音はFです。
そのままだとちょっと不安定な音色ですが、前のF#mからルート音がFに変わるだけです。
直前でF#を押さえていた指を、Fにスライドさせれば音が奏でられます。
D#m7-5も似たような動き方です。
D#m7-5はD#(レ#)、F#(ファ#)、A(ラ)、C#(ド#)で構成する和音で、ルート音はD#です。
前のDM7がD(レ)、F#(ファ)、A(ラ)、C(ド)に対し、D→D#、C→C#に半音スライドさせるだけです。
一見複雑なコードに見えますが、続けて和音を弾いてみると感覚がつかめてきますよ。
サビ
A EonG# C#7 F#onC# DM7 E A
「冒険の始まりは君の中の
D E C#m F#m Bm E
– ここじゃないどこかへと行ってみたい気持ち- だから
A EonG# C#7 F#onC# DM7 E A
どんなに険しい道にはばまれようと
D E C#7F#m D E A E
その気持ちこそが 君の使える魔法だよ」
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
サビはこの曲の一番大切な歌詞の部分です。
言葉をしっかりと伝えられるために、スムーズなコード移行ができる練習をしましょう。
今までよりは複雑な動きが増えるかもしれませんが、ここさえ覚えれば曲はほとんど弾けるようになりますよ。