GRANRODEO『Deadly Drive』とは
28枚目のシングル
『Deadly Drive』は、2018年2月21日リリースの21枚目のシングルです。
こちらのシングルには、カップリング曲として新曲も収録されています。
初回限定版では、Blu-ray付きとなっています。
このBlu-rayは、『Deadly Drive』のMVが収録されている他、2017年に開催された全国ツアーの東京公演が6曲収録されます。
またその他にもCDのみの通常盤、アニメのイラストを書き下ろしジャケットにしたアニメ盤の全3種類になります。
全3種類を揃えるも良し、お気に入りの1枚を購入するも良し。
どれを買おうか迷ってしまいますよね!
映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」主題歌
『Deadly Drive』は、映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」の主題歌に起用されています。
「文豪ストレイドッグス」は、朝霧カフカ原作、春河35作画の異能力バトルアクション漫画です。
タイトル通り、太宰治や芥川龍之介、国木田独歩など著名な文豪がキャラクター化され、それぞれの有名な著書が異能力となって戦いをおこなうアクションが見所です。
2016年4月~6月に、アニメ化の第1クールが放送されました。
同年10月~12月には、第2クールが放送されている人気アニメです。
筆者もこの作品はとても好きで、漫画もアニメも観ています。
小学校や中学校の時、国語の時間に一度は目にしたことのある有名な文豪たちが登場しますので、意外と勉強にもなります(笑)
作品と著者が繋がっていなかったものなども、このアニメを見ると、なるほど!と思わず感心してしまいます。
そして今回、そんな人気作品が2018年3月3日についに映画化されます。
それが「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」というわけです。
上記にのせたものが、アニメ盤のジャケットになります。
映画のタイトルに合わせて作画されています。
まずは、この『Deadly Drive』を聴いて映画を心待ちにしたいところですね!
歌詞
2018年2月12日現在、まだリリース前ということもあり正式な歌詞の公開はされていません。
なのでここでは、現在公開されているMVのショートバージョンを、筆者なりに耳コピで歌詞を掲載させていただきます。
正式な公開後に違っている場合もありますので、あくまでも参考程度に見て下さい!
「創り上げたかった もっとマシな自分を」
鼓動は高鳴り かけがえのない共鳴に
未完成を重ねて 近付く深淵へと wow oh oh
今日もフェイクばっか 見える景色 真っ赤
創り上げたかった もっとマシな自分を
何が足りない 掴みたい
出典: Deadly Drive/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明
映画のタイトルにある「DEAD APPLE」という単語を連想させる言葉がいくつか登場します。
そもそも「DEAD APPLE」とは何か、ということです。
この「真っ赤」なリンゴは、映画の物語に大きな意味を持っていることが予想できます。
アニメ盤ジャケットには、主人公の中島敦と敵対する澁澤龍彦の姿があります。
まだまだ武装探偵社の一員として半人前の中島敦。
そんな彼が周囲の守りたい人々を、守るだけの強い力が欲しいと願っているような歌詞が感じられます。
血嵐に染まった過去の抗争や、敵対する人々から自分が正しいと思う道を選んで進んでいくことは、とても難しいことなのです。
「何かが足りない 掴みたい」という歌詞に、そんな思いを強く感じることが出来るのではないでしょうか。
「強くありたいとの香りが出る」
鏡を覗く刹那 みっともない顔を期待するのに
Really 強くありたいとの香りが出る
瞬間の連続で生きてるけど
平等な時間なんてないから
その一瞬が狂おしい光目指して Deadly Drive
出典: Deadly Drive/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明
半ば自分の可能性に絶望しながらも、それでも心の奥底には「強くありたい」と念じている自分の姿があります。
「香りが出る」という表現には、リンゴの”香り”を連想させます。
人に与えられる時間は、同じようで平等ではないことを嘆いているような歌詞です。
だからこそ、その一瞬で何が出来るのか、何をしなければいけないのかを、考えなければいけないのです。
例え出た答えが荒っぽいものだったとしても、動かないことよりも行動に移したほうが後悔しないでしょう。
曲のタイトルでもある「Deadly Drive」という言葉ですが、直訳してしまうと「致命的な運転」という意味です。
これは、目標に辿り着くまでの自分の行いが、荒っぽいものになってしまっても、という意味が込められているのではないでしょうか。