心の内側の本音の部分を表現している曲
人間とは弱い生き物であり、他の人と100%わかり合う事ってなかなか難しいものですよね。
孤独とはいつも寄り添いながら歩いていかなければならない。
それならより素直になって、一層さらけ出して、人に頼れる時は頼っていいし、甘えたい時は甘えてもいいんです。
だから、今一人でがむしゃらにがんばっている人であったりそれに気付いていなくてもがいている人に、この歌を通じて、
ありのままに笑って、泣けるような自分を探す旅に出よう。
そういった考えを届けたいという思いからこの曲ができたとOOJAさんはコメントしています。
では一つ一つの歌詞を紐解いていきましょう。
Ms.OOJA「Be...」の歌詞の意味
こんな世界で一人きりで 歩いてきたような顔して
本当は一人じゃ何も出来ないこと
そんな当たり前のことさえ 分からないままに強がって
きっと誰かを傷つけていたね
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
ずっと一人で孤独と戦って生きてきた、自分のなかではそう思っていたのに本当は一人では何もできなった、
考えてみれば一人じゃ何もできないなんていのは当たり前のことなのにそれすら気づかないまま強がっていた、
そんな私なんだから誰かを傷つけていたに違いない。
当たり前のように日々暮らしていけるのは周りににいる多くの人の助けがあってこそなんですよね。
もっと強くなれば 孤独さえも
消え去っていく そう思っていたけど
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
この歌の主人公は、自分が強くなれば、孤独を消し去ることができると感じていたのですが、それは違っていたことに気づきます。
どうすれば、自分は孤独から解放されるのか、なかなか難しい問題でもありますよね。
もしもこの未来に あなたがいるのなら
思い描いた景色も変わるかな
ありのままでずっと 笑って 泣ける場所
本当はいつでも きっと… 探してた
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
ここで出てくる「あなた」とは誰のことをさすのでしょうか?
パッと思い浮かぶのは恋人の存在ですが、
ここでは将来のパートナーとして考えてみましょう。
人は孤独と共に生きていく中で、大切に思える存在の人と出会えた時、ありのままの自分をさらけだし、素直な気持ちで笑ったり泣いたりできるようになるのかもしれません。
この主人公はそんな自分になりたくて、実現できる場所を探す旅をしていたのでしょう。
子供の頃は信じていた 大人になればいつのまにか
傷つくこともなくなっていくと
だけど気づけば誰もが皆 笑顔の裏に隠していた
思いを抱え生きていること
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
大人になれば、傷つくことがなくなると感じたのは単純に大人は子どもより強い、そう思ったからではないでしょうか。
自分自身の子どもの頃を振り返ってみても、そんなようなことを考えていたような気がします。
大人は強い→強いから傷つくこともない、そんなイメージをもっていた方はきっと大勢いるはずです。
しかし、現実問題、そんなことは全然ないですよね。
それは大人になって初めて気がつくのかもしれませんが、笑顔の裏にいろんな思いを抱えている人達ばかりです。
もしかするとあなたもその一人かもしれません。子どもの頃に信じていたことは実際には違っていたのです。
そして人はきっと 守るものと
共に歩み 強くなっていく
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
ではどうやって強い大人になっていくのでしょうか?このフレーズではそれを伝えようとしているように感じられます。
人は自分に守るものができた時に強くなっていくものなんだと伝えたいのではないでしょうか?
もしもこの未来が 見えない時だって
隣で笑っていてくれるなら
ただ独りの時間(トキ)も 心強くなるよ
明日の自分も もっと… 信じられる
出典: Be…/作詞:Ms.OOJA 作曲:Ms.OOJA/Alex Gerlingas/her0ism/TAZZ
生きていれば、壁にもぶつかりますし、進むべき道がわからなくなって未来が見えなくなることもあるでしょう。
そんなときも隣で笑ってくれる存在がいれば、自分が独りでいる時間も強くなれる、自分自身を信じてあげることができる、そんなニュアンスとして受け取れますね。
人の力というのはすごいですよね、大切な人がそばにいるだけで自分が強くなれるんですから。
ただ、強くなるためにはそれまでの過程があり、それをこの曲では「ありのままの自分をさらけだすこと」として歌われているんですよね。
ありのままに弱さを見せることで強くなることができる、自分にとって特別な存在の人には、その弱さも見せることができる、今主人公はそんなことを感じているのでしょう。