STUTS
平成生まれのトラックメイカー、STUTS。
中学時代にはすでにトラックメイクを始めていたという彼。
大学の卒業旅行では、ニューヨークのハーレムで路上ライブを行い、その様子がYouTubeで話題を集めるなど、
型にはまらない活躍を見せています。
MPCを叩いて演奏するスタイルでのライブが特徴的です。
音楽性
ルーツミュージックはR&Bやヒップホップであるという彼。
ダンサブルでアップテンポ、というよりはメロウで、朝方にピッタリの繊細なR&Bを得意としています。
そんな音源に、ラップが絡むと不思議な化学反応が起きますね。
夜を使いはたして feat. PUNPEE
2017年2月にリリースされたSTUTSのファーストアルバム「Pushin'」に収録されたナンバー。
ボーカルにPUNPEEを迎え、夜の興奮と切なさを描いた美しいメロディが話題です。
MV
2016年のとある朝、PUNPEEの引退報道が出たとある朝から幕を開ける今作。
それから20年後、すっかりおじさんになったPUNPEEは、その夜のパーティーに出演するため、愛車を運転して夜に出かけていきます。
若者のころと変わらず、若い友人たちと夜の街を走り抜けるPUNPEE。
そんな彼を、若い友人たちは変わらずに受け入れてくれます。
何十年後も変わらない夜を過ごしたいと感じながらも、その違和感が切ない1本です。
余談ですが、このおじさんはPUNPEEのリアル父なんだとか。
確かに似ていますね。
PUNPEE
2006年、ULTIMATE MC BATTLE 2006 東京大会で優勝を果たし、ラッパーとして本格的に音楽活動を開始したPUNPEE。
2007年には学生時代の同級生GAPPERと実弟S.L.A.C.K.(5lack)の3人からなるヒップホップユニットPSGを結成。
トラックメイカーとしても本格的に活動を開始しました。
その後、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)など、多くのアーティストにアレンジャーやラッパーとして参加し、キャリアを重ねたPUNPEE。
しかし、表舞台で脚光を浴びることは少なく、長くコアなファンにしか存在を知られていない状態が続きました。
そんな彼が一躍注目を集めたのは2015年12月。
「加山雄三リミックスプロジェクト」の一環でリリースした「お嫁においで2015 (feat. PUNPEE)」。
そのキャッチーさから大きな注目を集め、即日完売となったのです。
その後は皆様も知る通り。
黒縁メガネの小さな日本人ラッパーは、今日も世間を騒がせ続けています。