ドラマのために書き下ろした楽曲
車椅子のヒーローが戦う物語
この楽曲は、NHKで放送された「超速パラヒーローガンディーン」のために作られました。
ドラマは車椅子に乗った主人公が宇宙人から力を託され、ヒーローと戦うという内容です。
ドラマを視聴したうえで、この楽曲を聴くと理解がより深まるでしょう。
主演は「仮面ライダージオウ」でお馴染みの奥野壮さん。
「トクサツガガガ」の小芝風花さん、「ウルトラマンダイナ」のつるの剛士さんも出演しています。
興味のある方は、視聴してみてください。
特撮の新しい可能性を感じるとともに、楽曲の素晴らしさも感じられるでしょう。
5枚目のアルバム収録曲
5枚目のアルバム「御ノ字」には、この楽曲を含む全9曲収録されています。
この楽曲を機に島爺に興味を持ったという方は、手に取ってみるといいでしょう。
島爺の魅力に気が付くことでしょう。
それでは、歌詞の意味を紐解いていきます。
ぜひ楽曲を聴きながら、共に考察していきましょう。
歌詞の主人公になった気持ちで読み解けば、勇気が湧いてきますよ。
ポジティブな考え方
前進あるのみ
絶望だって失望だって 抱きしめて今 前へ
出典: 逆光/作詞:島爺 作曲:島爺
嫌なことがあれば、誰しも目を背けたくなるものです。
しかしこの歌詞の主人公は辛いことも抱え込み、前進しようと考えています。
主人公は、ポジティブシンキングな人物だと考えられますね。
主人公のように考えられれば、どんな困難でも立ち向かっていけそうです。
独りじゃない
『もう無理だ走れない』
独りきりならとっくに捨てた夢なんだ本当は
出典: 逆光/作詞:島爺 作曲:島爺
主人公は、元から前向きだったわけではありません。
もうダメだと思ったこともあったみたいです。
歌詞の主人公は、この楽曲が主題歌になったドラマの主人公ではないでしょうか。
ドラマの主人公は、車いす陸上アスリート選手を目指す高校生。
走るという表現は、ドラマの主人公にちなんだ表現だと考察できます。
自分だけでは、夢は諦めたと思っています。
捨てずに済んだ夢とは、車いす陸上での成功だと解釈可能です。
自分にはできないと思うような難しい夢だったと考察できます。
しかし、主人公は独りではないため夢を捨てていないと読み取れますね。
2行目の歌詞は、仮定の話だと考察できます。
後ろ向きだった
弱気
『期待しなきゃ傷つかない』
分かってるんだとっくに逃げ腰じゃ掴めないって
出典: 逆光/作詞:島爺 作曲:島爺
弱気に感じる主人公。
期待していたとは、強い陸上アスリート選手になることでしょう。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
主人公は、いつしか自分が勝てる選手だと思わなくなりました。
負けて当然だと自分を慰めたこともあったのかもしれません。
ただ主人公は、自分の考え方を良しとは思っていない様子。
自分が負けるのは、仕方ないと思っている自分の弱さのせいだと気が付いたのでしょう。
もしかすると弱さのせいで試合に負けたり、敵に負けた経験があるのかもしれません。